悲鳴が聞こえてくる・・・ | ☆ 建築士事務所主催者の想い ☆

悲鳴が聞こえてくる・・・

中・小規模の工務店を営む友人からのHELP CALLが・・・

今年に入ってからのことだが、準大手・中手のハウスメーカー企業からお仕事を戴いて下請けをしている知り合いの会社(工務店)からひっきりなしに電話が入る。 

 

初めの2件くらいは、どうしたんだろうと心配にはなったがその理由や原因については筆者が余り深掘りすることは無かったのですが、、、

建築業界では、特に住宅系の設備機器の部品が全く入荷できない状態で、現場が100棟以上止まってしまっているとのことです。 

 

初めのうちは在庫を持っている問屋を探しながら対応していたらしいのですが、これ以上は全く製品が入荷しない状況とのこと。

今後、何とか中国の工場が動き始めても、初めに稼働開始出来るのは、資金力にゆとりのある大手企業からで中々、中小企業の発注に応じられるような状況では無くなってきているようです。 

 

工事工程を組むにも商品発注してから暫くしないと納品できるかどうか? 納期は何時になるのかも全く判らないと言いますから、中小企業は受注の機会すら失ってしまうようです。

無理に受注してしまうと、工期が大幅に伸びてしまうため、人件費ばかりが嵩み出金は続くものの、入金側である元請けからの支払いが止まってしまうそうです。 

 

すると資金力の弱い業者は、資金ショートを起こし最悪の状況になってしまうと言う負のスパイラルが見えてきます・・・。

毎日テレビニュースでも、飲食店や観光業、劇場(映画館)、興業などの分野からの悲鳴が聞こえて参りますが、今後は社会や国全体のあらゆる業種に昨今の景気低迷が重くのしかかってくるのは確実なようです。