不平を言う前に・・・・・ | ☆ 建築士事務所主催者の想い ☆

不平を言う前に・・・・・

筆者が新入社員の頃の話です・・・・・


「大変な仕事だと思っても、まずとりかかってみなさい!」「仕事に手をつけた事で仕事の半分近くは終わってしまったのです・・・・。」と先輩によく言われたものです。


数十年たって筆者が、目標を見失いがちな若手の職員に対し、よく言う言葉でもあります。 ところで、大変な仕事ってどんなものを指すのでしょうか?? 初めて任された仕事。 納期がとてもハードな仕事。 未経験なのにやらなければいけない仕事。 確かにある意味どれも大変な仕事です・・・・・。


大変な仕事になればなるほど、人は二の足を踏んでしまいがちです。 それは、一種の本能なのかも知れません。「やりたくない」「うまくできない」「失敗するのが怖い」だからこそ、やらなければいけないのに、中々取り掛かることができません。


その間にも時間は刻々と過ぎ去っていきます。 どうせやらなければいけない仕事なら、今すぐ始めちゃいましょう。「あと30分したら」「3時になったら」「やる気が出たら」とかではなく、有名な予備校の先生の言葉を借りるなら「何時やるの? そう、今でしょ~」な訳です。


確かに「やる気」が出たときの作業効率は、自分でも惚れ惚れするぐらい理想的なスピードだと思います。 でも、その「やる気」はいつ来るのでしょうか?  少なくとも、ある時間になったら「やる気」が起きるという、そんな可能性は限りなく低いと思います。


ならば、いっそのこと始めちゃいましょう。 始めるまでのハードルが高いだけで、始めてしまうとスイスイ作業が進む経験は誰もがあるはずです。 いつ来るかわからない「やる気」を待つよりも、もっと手軽で、今すぐ試せるのがいいですよね。


初めから、悩むのではなくまず、始めてみましょうよ・・・・・・。