決断と行動・・・・・・
物事の方向性を決めようとするときは、誰もが失敗を避けようと考えます。
言うのは容易ですが、失敗を避けるために必要なこととは何か? それは、「見通しがつく範囲内で方向性を決める」ということです。
どんなに知恵があっても技術があっても、見通しが付かないことをするのは無謀です。 しかし、反面注意しなければいけないのは、「どんなことにも完全な見通しは付かない」ということを心に留めておく必要があることです。
誰もが失敗はしたくない。だからこそ、完璧な見通しが立ってから決断をしたいのですが、この世の中に、完璧な見通しというのは果たしてこの世にどれだけ存在するのでしょうか?
気をつけなくてはいけないのが、今見通していると思っている未来は、あくまでも「このままの状況が維持された場合」に進むことが出来た未来だと言えるのでしょう。
「このまま」の状態で時間が進む保証はいったいどこにあるのでしょうか? 予想外のことが起きる可能性の方が、「このまま」時が過ぎるよりよっぽど確率が高いはずです。 では、その予想外のことが起きた場合をすべて考えておけばいいのか? と言うことになりますが、ほとんどの場合、それこそ時間の無駄になると言えるでしょう。
誰もが人生は一度限りです。そして、時間も未来永劫あるわけではありません。 その一つの事柄を完璧にこなすことのみに心を奪われて、他のことを考えたり経験したりする時間を奪ってもいいのでしょうか?
大切なのは、ある程度見通しが立ったら決断し、予想外の事が起きたら、その変化に対応する術を学ぶことなのではないでしょうか?? トラブルを乗り越えることで、次にまた同じトラブルが起きたときに、適切に対処できるようになっていくなずなのです。
行動せずに完全な見通しを考えている時間があるのなら、まずは決断し、行動するようにするべきであると筆者は考えるのです・・・・・・。