投資家と企業家・・・・・・ | ☆ 建築士事務所主催者の想い ☆

投資家と企業家・・・・・・

投資家と企業家(今回話題とする「企業家」とは起業家(アントレプレナー)のミスタイプではありません・・・・) 2つを同一視する方々もいらっしゃいますが、筆者としては上記2者は全く目標を異にすると考えている一人です・・・・。


本題に入ります。 ある企業において、以前に比べて企業規模はそれほど変わっていないし、相応に収益を上げている部門が変わらない場合、外部から見ると事業が停滞しているように見られがちなのかもしれません・・・・。


企業内組織の中身やシステムが改善・進化してきた部分や、組織が多くの失敗から学んだ結果として成長し、これから新たに優良なサービスを生み出していく未来が見えてきても、外部の人間にはなかなか解りにくいことがある事は事実です・・・・。


本来の意味で、投資家を目指す場合は、単純に「勝ち馬」をひたすらに探せばいい事なのかもしれません。 しかし筆者が考えるに、自分が愛情を持って育てて、働く仲間にとって最良の会社を構築すると言うことは、決して単純に「勝ち馬」を探すということではないと考えているのです。


もちろん事業という勝負に勝っていかなくてはならないがそのために、自分達で勝ち馬を育てていく、そのプロセスを「楽しみ」「苦しみ」それらを糧に荒波を乗り越えて行くことが本来、企業にとって一番大事な事なのでは無いでしょうか・・・ と考えます。


そのためには経営者自身が自ら本気で共感し、長期的に熱中し続け、真に信頼できる仲間がいることこそが一番大事なことだと思っているのです。


投資家の方が一般的に追求する(あくまで一般的な話です)資本市場でできるだけ早く成長していくということも、会社の価値という意味では凄く大事な要素である事は事実なのでしょうが、むやみに早く売上拡大をしていくだけで社員が幸せになるわけでも、会社としての価値が高まるわけでもない事も事実です。


会社の本質的な価値というのはもっと複雑な要素で構成されているではないでしょうか・・・・??