こんにちは、デンタルスタッフ育成講師の大林尚子です。


今日は感情のコントロールについて少しお話ししたいと思います。




「感情のコントロールできていますか?」という質問に対して、

実は、一番自信がないのは私だったりもします。


特に主人や息子に対して、

もっと穏やかにいたいと思っているのですが、

家の中で一番感情を表に出しているのは確実に私です。


脱ぎっぱなしの洋服、

つけっぱなしの電気、

出しっぱなしの水道、

開けっ放しの冷蔵庫。


毎日、毎日、何かしら主人や息子に怒鳴っています。


時には「ママ、うるさいからあっち行って~」とまで言われちゃいます。。。


あぁ、悲しい。。。




感情のコントロール、とっても難しいですよね。


気持ちを切り替える?


発想の転換をさせる?


深呼吸をする。


小さいことは気にするな?


いろんな方法があるかと思います。


いろんな方法があっても、でもやっぱり難しいです。




実は、ここでは自分の感情のコントロールが言いたいのではありません。


院長や主任クラスのスタッフの感情のコントロール、

出来ていない方、多い気がします。


特に「俺様」的な院長、いかがでしょうか?


この記事を読んでいる方がデンタルスタッフだった場合、

もしかしたら過去の職場にいませんでしたでしょうか?



新人歯科衛生士へアンケートを取ると、

5人に1人の割合で、いや、もしかすると3人に1人の割合かも知れませんが、

「院長の気分屋が嫌だ」とか「忙しいとイライラしている」とか

「気分にムラがあり、日によって態度が違う」とかあるそうです。


この結果、私には納得でした。

私にもそのような経験がありましたので。



自分の感情のコントロールが難しいのです。

ましてや、院長やチーフクラスのスタッフの仕事量は膨大です。

たまに感情的になることだってあるかも知れませんよね。



意欲がある、熱意がある、真剣になればなるほど感情的になります。


感情がなければ喜怒哀楽が分かりません。


熱意をもって仕事をしている人程こそ、感情的。



では、感情的ではない人は、冷めた人や無関心な人なのかと言うと、

ちょっと違いますよね。




「俺様」な院長先生、実は自分が「俺様」だと思っていません。


そんな上司に対して、従順に従わなければなりません。


上司といえども、歯科業界じゃ「上司=経営者」なことがほとんどですので、

逆らうとどうなるか…と考えられないので、逆らえません。


俺様と思っていない院長から当たり前のような指示や指導され、

「それ違うけど…」

「私じゃないけど…」

「勘違いしてるけど…」と思っても、従わなければなりません。


「感情のコントロール、できていますか?」と問いかけたいのは

院長先生、もしくは教育担当の歯科衛生士、チーフクラスの歯科衛生士です。




「こんな事も分からないの?」


「何で出来ないの?」


「当たり前のことよ?!」


「この前教えたじゃない?」


「あぁ~!面倒!」


感情的になると、仕事中にこんなセルフを頭の中で言っていませんか?




態度で分かっています。

機嫌が悪いこと。


非言語で伝わっています。

イライラしちゃっていること。



そうなると、どうなるでしょう。



周りのスタッフの雰囲気、どうでしょう?





週末、皆さんいかがお過ごしになられましたでしょうか?


私はお盆休みをいただいており、数日家族と一緒に過ごしました。


感情のコントロールをして、にこにこ穏やかに。


今までで一番楽しい夏になりました。