こんにちわ。
デンタルスタッフ育成講師の大林尚子です。
昨日、熊本県歯科衛生士会主催の「新人育成研修会」を行って参りました。
私のたくさんあるライフワークのひとつとなっているものです。
5年前に立ち上げた研修会は、
復帰者や新人の歯科衛生士を対象に行っております。
毎年、6回コースで月1回の約半年間、
基礎的な知識や技術を学んでもらえる研修会です。
ただ「学ぶ」だけではありません。
6回コースですので、
他の学校を卒業した歯科衛生士、
他の医院に勤務する歯科衛生士、
年齢を超えた歯科衛生士、
それぞれ違う環境で過ごした歯科衛生士の交流の場にするべく、
グループワークや座談会、交流会なども企画しています。
私はファシリテーターとして、
盛り上げたり、気づきを与えたり、
出しゃばらず近くで見守っています。
スキルを教えるだけではありません。
仲間を増やしてもらおうと、意図的に見守ることもあります。
そうしていくと、6回目の最後の研修会の日、
参加されたみなさんの感想は
「だんだん参加するのが楽しくなってきていました」
とか、
「自分の抱えていた悩みが自分だけじゃないと気付けました」
とか、
「みんなが頑張っているから、私も頑張ろうとやる気になれた」
など、
想像以上の感想をいただけるようになりました。
歯科衛生士養成学校ではないけれども、
学校のような感覚に似ている。とも言ってくださった参加者の方まで。
働いている環境の中だけで見る歯科衛生士の自分は、
とても視野が狭くなり、考えることも限られます。
卒業校や職場、年齢の垣根を超える第一歩を
お手伝いすることこそ、
未熟な歯科衛生士にとっては視野の広がる第一歩につながるのです。
視野を広げて、自分を見る。
この初めの一歩、
同じ境遇の未熟な歯科衛生士には必要なのです。
「自分だけじゃない」だから「頑張ってみよう」と思ってもらえるように。
育成講師ではありますが、
時には成長する彼女たちを見守るのも、私の役目。
毎回、交流できるような課題やテーマを決めるのは、
難しいのですが楽しくもあります。
その時の参加者の雰囲気や年齢を見て、
みんなの笑顔を想像しながら考えるとワクワクしてきます。
次回、来月はどんなことをしようかな~と今からワクワクです♪