二重被爆 | 福井県福井市天使と女神のサロン Angel Garden

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 今ここに在る幸せ、自分自神を生きる幸せを味わっていきましょう。
 

1945年8月6日広島、9日長崎に原子爆弾が投下されました。被爆されお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。








今も、23万人を越える方が原爆後遺症に苦しんでいます。中でも、広島と長崎の両市で被爆された方がいらっしゃいます。


山口彊(つとむ)さんも、そうした二重被爆者のお一人でした。


アップ映画「二重被爆」より。山口彊さん。

被爆体験ほど、この世の中で、最も恐ろしく凄惨な体験はないのではないか、と思います。たった一度でも、想像を絶するのに、それを二度も体験するなんて…。

山口さんは、核廃絶を願い、体をはって活動を続けました。山口さんを始め、7名の二重被爆者の証言をもとにした記録映画「二重被爆」は、私が今まで観た映画の中で、一番、涙を流した映画です。


山口さんは、被爆体験を伝える使命を感じ、語り部になります。それから25年、90歳に近づいても、核兵器廃絶、反核の思いを伝え続けました。2006年、「原爆投下は正しい」とする米国に渡り、決死の覚悟で国際連合内で被爆体験を話します。

「核兵器廃絶のため、皆さんのお力をお貸し下さい」声を詰まらせながら、国連職員や米国市民に訴えました。


この世の中には、天から使命を与えられたとしか思えない人がいます。

2007年3月、91歳の誕生日のインタビューで、山口さんは、「人間の世界に核は要らない」と答えたそうです。


「核は、人間の世界にあってはいけない。原発は、技術的にも倫理的にも問題があり、事故は止まらない。核が無くならないなら、人類は滅亡に近づく。それを止めるために、今も生かされているという『宿命』があると思っている」


2010年1月4日、山口さんは、93歳の天命を全うしました。


山口さんの言葉を、たくさんの方に読んで頂きたくて、ブログに載せました。福井を含み、日本には57基の原発があります。いま一度、そのことを真剣に考えてみましょう。



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堀口夏江