2人の人間の肺がん闘病記。

 

一人は末期で、一人は早期で。

安井かずみさんは癌が発見された時はステージが進んでいて

完治は不可能と言う状態だったという。

病気の告知はしたけど、余命は伏せられた。

かずみさんの日記は癌と戦う気満々で絶対に自分は完治して

人生の舞台に戻る気持ちに溢れている。

毎年受けていた人間ドックを父親の入院と言うアクシデントで

受けていなかった。その後の1年で急速に悪化したらしい。

その前に、すでに癌は芽生えていたと思うけど、発見は難しかったのでしょう。

拓郎はコンサートツアー前に、色々検査して貰って、肺に影がある事を発見され、

精密検査を受ける事になった。

そこで安井かずみと同じ、肺に針を刺し細胞を取る検査をされた。

そして肺線種と診断される。怖かっただろうな。

拓郎もかずみさんの本は読んでいたでしょうから。

でも早期発見で、安井かずみさんが生きられなかった未来を拓郎は生きている。

医者の中には「あなたは癌です、もうすぐ死にます」と宣告したくてウズウズしている人も少なくない。

全てのお医者様に読んでほしい。古書でしか手に入らなくても読む価値がある。

 

癌の発見は運、不運があるような気がします。

ゴリラの実験が有名ですよね。

レントゲンにゴリラの画像を忍ばせたら、かなりの放射線技師が気が付かなかったという実験。

安井かずみさんも気づいて貰えなかった可能性はないのか?

ふと、そう思うのです。

放射線科医の83%が、この画像の中にアレが写っているのに気づかない(修正あり) | ギズモード・ジャパン (gizmodo.jp)