現在公開中の「ライオン、25年目のただいま」

原作です。

 

子供の時に兄について行ったサルーは置いて行かれた駅で

いつまでも帰って来ない兄を探して、回送列車に乗ってしまい、

遠く離れた駅に連れていかれてしまう。

その後、オーストラリアの夫婦の養子となり、成人した彼は

グーグルアースで自分の家を探し始める。

これが、大変な作業で5年かかっています。

今のようにブロードバンドなんて無く、ダイヤルアップ接続です。

若い人は、最初からADSL当たり前でしょうが、

ISDNはじめちゃんの時代です。

途中からさすがにブロードバンドで探し始めましたが、それでも

住所も分からず、記憶に残る景色だけで探すのですから、

それはそれは大変な作業です。

例えば九州に住んでる人間が、東北や北海道の景色だけで、

その場所をグーグルアースで探し当てるのは困難でしょう。

もう、執念ですね。

映画では詳しく語られませんが、養父母が何故、養子をのぞんだか、

養母のつらい体験も書かれています。

ニコールキッドマンが、オーストラリアの育てのお母さんに

よく似せていました。

図書館に原作あると思うので、ぜひ。