アイスランドの児童文学。

-人間は膨大な知識を持ちながら、なぜ正しくない事ばかりしてしまうのだろう?-

著者あと書きより

 

近未来、世界中を襲った経済危機。

中に入った人間の時間を止めてしまうタイムボックスが開発され、

人々は次々にタイムボックスに入って行く。

「経済危機が去ったら、開く」に設定して。

そして、長い長い時間が流れ、家々の屋根には穴が開き、

街には樹木が生茂り・・・。

荒れ果てた世界は元に戻るのか。

 

そして物語は世界の始まり、ハンゲア国の歴史へと。

昔々、ハンゲア国の王様は愛しい王女を若く美しい姿のままでいられるように

タイムボックスの中に王女を入れてしまう。

天気の良い日や暖かい、過ごす価値のある日だけ、蓋をあけた。

児童文学ですが、私が読んでも面白かったです。

熊本市立図書館、プラザ図書館、富合、城南、秋津、清水にあります。