子供の頃に聞いたことがあるっていう程度の歌だったけど、これがまた失恋した女性の様子がとてもよく表現されている。
タイトル「氷雨」も秀逸だ。
普段生きていて氷雨なんて言葉は出てこない。
演奏も歌い方も素晴らしい、驚いた。
何十年も前にこんな歌が作られていて、最近ヒットしている歌とは全然テイストが違うんだけど、名曲だ。
パワハラとか普通に横行してた時代だろうし、今みたいにスマホもなかったしPayPayもなかった。
でも酒はあった。
酒に逃げる歌だ。
酒に逃げるのが歌の雰囲気にあっている。
僕も酒やめられてなければこの歌聞いて、帰ったらもう一回酒飲みながら聞くか、ってなってただろう。
そうなってただろう。
でもそうならない。
いくらいい歌聞いてもいい歌だと思うだけで酒飲もうとはならない。
いい歌はいい歌。
わざわざ酒飲む必要がない。
そのにすら気づかなかった洗脳時代はいったい何だったんだろう。
酒やめてよかった。