前にも陽子線治療の事は
少し記載しましたが
病院から頂いた資料にて
もう少し詳しく
分かることを記させて頂きます
『 陽子線治療は、放射線治療の一つ。
一般に電子よりも重い粒子を加速器で
高速に加速したものを粒子線と呼ぶ。
粒子はさらに速中性子線、陽子線、
重粒子(炭素イオン、ネオンイオン、
アルゴンイオンなど)線などに分けられ、
水素の原子核である陽子を用いたのが
陽子線治療である。
陽子線では、副作用を抑えつつ高い
治療効果が期待出来る。
ただし、従来の放射線治療で
起こりうる治療後の悪影響も起こりえる。
陽子線治療と抗がん剤治療により、
局所進行肺がんが治る可能性は20%程度と
報告されている。
しかし、治療効果は患者さんごとの病気の状態や
肺機能などによっても変わり
個人差がある。』
私の場合の治療内容は…
１日1回、週に5回(月曜日〜金曜日)、
合計30回、総線量６０Gy(RBE))
照射は約６週間で終了
実際は、機械の調整などで、お休みの日も
あり、もう少し、期間は永くなりました。
《照射に対して必要な処置》
肺の病巣に対して、体の外から
放射線を照射するために
治療計画のためのCTをもとにして
照射部位を決める。
毎回正確に同じ位置に合わせるため、
体に目印の線を引く。
毎日の放射線照射は、専任の
放射線技師が、計画とあってるかどうか確認しながら行う。
( 私の場合、放射線技師の方は、皆さん、
2、30代の若い、女性や男性の技師さんでした。
上半身裸になるので、ちょっぴり
恥ずかしかったです。
一般の放射線治療も同じだそうですね
)
)この治療では、陽子線を出来るだけ正確に
病巣部に集中させなければなりません。
そうしないと、がん細胞だけではなく、
正常な細胞を傷つけることになるからです。
実際の照射では、専用の治療室で
治療用ベッドの上に横になり
体を固定するための器具に入るとともに
しばらくの間、体を動かさないように
していただく必要があります。
照射中は、治療室に一人になり
部屋の外からテレビカメラで
見守ります。また、必要な時は
ブザーを押して頂ければ
照射を止めて、部屋に駆けつけますので
心配ありません。
( 実際、私は
第一回目の照射の日から
耐えられず、ブザーをならして
しまいました
)
)照射中に陽子線による痛みや暑さを
感じることはありません。
治療室に入ってる時間は20〜30分で、
そのうち照射に要する時間は5分程度です。
出来るだけ静かな呼吸を心がけ、力を抜いて
体を動かさないように注意してください。
第一回目の日は
私の場合は、着替える前と、ブザーを
鳴らしてしまって、少し休ませて
もらった時に時間をみたら、
1時間20分経ってました
後から聞いたところ、CTも
一緒に撮ってたとのこと
治療を再開した時
別な少し年配の先生が
駆けつけて、再度行ったところ
15分ぐらいで、終わりました。
通常の照射は、30分ぐらいで
終わってました。
ですが、3、4回目あたりで
持病に子供の頃、慢性副鼻腔炎があり
鼻の通りが良くないことを伝え
口元も、型の網目に穴を開けてもらうように
してもらいました。
それからは、だいぶ、耐えられるように
なり、最後の方では、慣れもあるのか
落ち着いて、緊張も和らいで
照射を受けれるようになりました
初めは、どうなることやら
最後まで受けれるのか
とても、不安でした
でも、毎回、一人ずつ
待合席のソファで待ってる間
前の方は、10分ぐらいで
終わる方もおり、
また、同じ病室の
放射線を受けてる方が
同じように、台の上で、
動かないように耐えてると聞き
私も頑張らなくちゃと
勇気をもらい、
耐えられるようになりました
陽子線治療の副作用は
私の場合、
火傷の跡のような水ぶくれが
右鎖骨上あたり周辺に出来
治るまでまだ、退院してから
1ヶ月ぐらいかかったように思います。
薄っすら、今でも少し
黒くなってますが
鎖骨が見える洋服を着ても
今ではあまり、目立ちません。
また、食道炎があり、
軽い方ではありましたが
食べ物を飲み込むときに
少し違和感があり
ドロドロとした液の薬を
食事の前に、いつも
飲んでいました。
それは、海藻の成分から出来てるそうで
抗がん剤治療の副作用の
脱毛の軽減にもなった気がします
以上、長々となってしまいましたが
この治療を検討される方の、役に立って
もらえれば良いなぁ〜と思います(*´꒳`*)❗️
追記…
陽子線治療の入院中に
シャワールームにて撮った写真です
ちょっと気持ち悪くてごめんなさい
ご参考になればと…(^-^;