こんにちは。
AM整形外科 院長のジョ・ヨンギュです。
今日のケースは、
5年前に二重埋没法、非切開目つき矯正を受けた方です。
二重ラインがはっきりと定着せず、三重まぶたになり、まぶたのくぼみも生じました 。目を開ける力が弱いため、眠たそうな印象になり、目を開けにくい眼瞼下垂症を伴いました。
左目のほうがひどい状態でした。
患者様のご希望は、
多数のラインを一本のラインにまとめて、
二重幅を狭くすることでした。
三重まぶた、まぶたのくぼみ、眼瞼下垂、ハム目の症状を
改善したいとのことでした。
二重切開修正と切開目つき正修正、裏ハムラ法を施行しました。
術前と1ヶ月目の写真です。
術前
術後1ヶ月目
以下は、手術デザインの写真です。
目頭部分は幅を狭くしました。
実線：新しい二重ライン
下の点線：既存の二重ライン
上の点線：三重まぶた
手術デザイン
(実線：新しい二重ライン、下の点線：既存の二重ライン、上の点線：三重まぶた)
本日のテーマは「三重まぶたとハム目」です。
三重まぶたは、二重ラインが複数存在する状態の目を指します。
ハム目は、二重まぶたの食い込みが強すぎる目を指します。
三重まぶたとハム目は同時に生じるが多いです。
三重まぶたの幅が広く形成されると、
ハム目のように見えることが多いです。
下図は三重まぶたとハム目を伴う状態を表した模式図です。
三重まぶたとハム目の模試図
三重まぶたとハム目は眼瞼下垂を伴うことが多いです。
眼瞼下垂とは、目を開ける力が弱くて
眠たそうな印象に見える目元のことです。
眼瞼下垂があると、黒目が見える範囲が少なくなり、
三重まぶたやハム目を引き起こすことが多いです。
真性眼瞼下垂と三重まぶた、ハム目が伴う場合は、
切開目つき矯正(切開式眼瞼下垂手術)が
必要なケースが多いです。
切開目つき矯正は、目を開ける筋肉を前進させることで、
目を開ける力を増加させる効果があります。
下図は切開目つき矯正の模式図です。
切開目つき矯正の模試図(実線：目を開ける筋肉、X字：固定位置)
切開目つき矯正の腫れは、
まぶたの厚み、眼瞼下垂の矯正の強度、
目を開ける力、二重幅などによって異なります。
切開目つき矯正の腫れが長引かない場合もあります。
目つき矯正の効果が良くて、腫れが少ないケースです。
切開目つき矯正の術後経過を見て、
切開目つき矯正の腫れはどの程度かご参考にしてください。
ただ、術後経過をチェックする際は、
切開目つき矯正を受けた患者の状態を確認した上で
腫れをチェックしたほうが良いでしょう。
切開目つき矯正の腫れは、患者の状態によって異なります。
切開目つき矯正の術後経過をチェックする際は、
二重幅、まぶたの厚みなどを合わせてご参照にしてください。
下図は眼瞼下垂矯正術、
つまり目つき矯正の効果を表した模式図です。
黒目が見える範囲が広くなったことが分かります。
眼瞼下垂矯正術の模試図(目つき矯正)
眼瞼下垂修正術を受ける際は、
目を開ける筋肉を剥離することが大事です。
以前受けた眼瞼下垂矯正術によって
肉の癒着範囲が広い場合が多いからです。
眼瞼下垂修正術は、
剥離と目の筋肉の固定を正確に行なわなければなりません。
眼瞼下垂修正術は、
経験豊富な医者に手術を受けると良い結果が得られます。
眼瞼下垂修正術は、
二重修正と一緒に行うことが多いため、
二重修正の専門医に手術を受けなければなりません。
二重切開法を検討中の方は、
二重切開法の1ヶ月目までの術後経過を
ご参照にすることが多いと思います。
二重切開法の1ヶ月目までの術後経過をチェックする際は、
手術歴、二重幅、眼瞼下垂の有無、目つき矯正の経験など
患者の状態を確認した上でご参考にすると良いでしょう。
二重切開法の1ヶ月目までの術後経過は、
初期から中期にあたります。
小さな腫れが引く時間が必要なので、
できれば、3ヶ月目、6ヶ月目、1年目までの術後経過を
1ヶ月目の経過と合わせてチェックしたほうが良いです。
二重切開法の抜糸は、
術後4〜7日目の間に行うことが多いです。
再手術の場合、二重切開法の抜糸は、
6-7日目に行うことが多いです。
二重切開法の抜糸時期は、病院ごとに異なります。
正しい術後の管理方法は、
手術を受けた病院の案内に従うことです。
二重切開法の抜糸は、意外と繊細な作業を必要とします。
二重切開後に正確に抜糸することは、
二重手術の最終作業として重要な意味を持ちます。
本日のケースは、
5年前に二重埋没法、目つき矯正を受けた患者様でした。
眼瞼下垂、三重まぶた、まぶたのくぼみ、ハム目で
ご来院いただきました。
眠たそうな印象で、
二重ラインが複数存在し、二重幅も広い状態でした。
また、左右差があり、
左目は上記の症状がもっと悪化していました。
目の再手術
(二重切開修正、切開目つき矯正、裏ハムラ法)を行いました。
ダウンタイム中の状態をご参照にしてください。
術前、1週間目、1ヶ月目の写真です。
正面：術前、1週間目、1ヶ月目
術前
術後1週間目
術後1ヶ月目
目を閉じた写真：術前、1週間目、1ヶ月目
術前
術後1週間目
術後1ヶ月目
より詳しく見てみましょう。
来院時の目の状態
術前 正面写真（来院時の状態）
目の状態の評価
(1) 二重まぶた
・両方とも二重まぶたが観察される
・左目のほうが悪化している
(2) 眼瞼下垂
・両方とも目を開ける力が弱い
・黒目の上部が覆われて眠たそうに見える
(3) まぶたのくぼみ
・眼瞼下垂と二重まぶた、まぶたのくぼみがある
・まぶたのくぼみは軽度
(4) 二重の取れかけ
・既存の二重ラインは弱い状態
・特に左目はほぼ取れている
(5) 左右差・雌雄眼
・左目のほうが悪化している
・左右差がある
(6) ハム目
・二重まぶたの食い込みが強い
・特に左目のほうが厚い
手術方法
【目の再手術】
1. 二重切開修正
2. 切開目つき矯正(修正)
3. 裏ハムラ法
4. 二重幅修正
手術歴
・5年前に二重切開法と非切開目つき矯正
特異事項
(1) 目を開ける力
・両目とも眼瞼下垂がある
・眼瞼下垂の程度には左右差がある
患者様の目標
(1) 二重ラインをすっきりさせたい
(2) 目の再手術で目元をはっきりさせたい
(3) 眼瞼下垂修正術で矯正したい
(4) 切開目つき矯正を修正したい
(5) ハム目を改善したい
(6) 二重幅を修正して狭くしたい
(7) 三重まぶたを改善したい
(8) まぶたのくぼみを改善したい。
(9) 左右差・雌雄眼を改善したい
(10) 切開目つき矯正の腫れは、術後経過を参照にしたい
(11) 二重切開法の1ヶ月後の経過を参照にしたい
(12) 二重切開法の抜糸は、7日目に行いたい
(13) 目つき矯正の効果を得たい
ビフォーアフター
術前 正面写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術後1ヶ月目 正面写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術前 目を閉じた写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術後1ヶ月目 目を閉じた写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術前 左側面の写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術後1ヶ月目 左側面の写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術前 左側面90度の写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術後1ヶ月後目 左側面90度の写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術前 右側面の写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術後1ヶ月目 右側面の写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術前 右側面90度の写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術後1ヶ月目 右側面90度の写真
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
術後の評価
(1) 三重まぶたの改善
・二重まぶたが一本のラインでまとまった
・三重まぶたの症状がなくなった
(2) ハム目の改善
・広い二重幅が改善された
・二重幅が狭くなり、目元がはっきりしている
(3) まぶたのくぼみの改善
・まぶたのくぼみ改善された
・まぶたにボリューム感が出ている
(4) 眼瞼下垂の改善
・ 眼瞼下垂の症状が改善された
・全体的に目元がはっきりしている
(5) 取れかけの改善
・二重の取れかけが改善された
・二重がはっきりと定着している
(6) 左右差・雌雄眼の改善
・左右差が改善された
・目を開ける力、まぶたの厚み、形の対称性が良くなった
手術方法に対する考察
・二重切開修正
・切開目つき矯正(修正)
・裏ハムラ法
以上、AM整形外科の院長ジョ・ヨンギュでした。
ありがとうございました。
ビフォーアフター
（三重まぶた、ハム目、眼瞼下垂修正、切開目つき矯正、二重切開修正）
AM整形外科
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