私は耳があんまりよくない
耳の何がよくないかと言うと「聞き取り」が苦手
思い返すと、小学校に入学前
多分就学健診の再検査か何かだと思うんだけど、
私は「聞こえの教室」に再検査に行ってた
同じ幼稚園のお友達が結構いて、
でも、私の言った方はガラガラですぐ終わって帰ってきた
そんな記憶がなぜかある
混雑してたのは「言葉の教室」だったのかも?
きっと、昔から聞き取り力は良くなかったんじゃないかな
確かに聞き間違いが多くて、勘違いも多いし
曲の歌詞を聞いただけで覚えられないし
(何て歌ってるかわかんないことがある。全部じゃない)
空耳アワーなことが常だから
電話ももれなく苦手だ
ちゃんと聞いてるの!
話聞きなさい!
何聞いてるの!
何でわかんないの!
ってまーいっぱい怒られもしたもんな
でも私はこれが普通(みんなもそんな感じ)と思ってたし
私の頑張りが足りなくてミスるんだとも思ってた
違うことに気が向いて聞いてないのかな?とか
その話が聞きたくないからなのかな?とか
まー、色々思ってて
私がよくないんだな、と捉えていたからとにかくよく聞くことを頑張り出した
あなたは話を聞いてない
って言われるのが嫌だったし
話を聞いてもらえないって悲しいから
そんな風に相手に思わせたら嫌だなーって
それがモロに出たのが、子育ての場面で
非ダイヤ性で私は「聞くこと」を一生懸命頑張った
これはほんと5〜6年前からだけど(次男が話し出してから)
とにかく長男と次男は、一気に喋る子たちで
どちらかが話し出すと、どちらかも話出して
「順番ね」ってやっても全然ダメで
とにかく2人が私に喋りまくって
とにかくそれが辛すぎた
誰でも一気にわーって喋られたら辛いだろうから、
別にこれは私だけの感覚だとも思わないけど
それでも私は、非ダイヤ性を存分に発揮して
「話を聞かなきゃ!」
と、自分をスーパーマンにすることに全てをかけた
子供の話を聞くこと
という、育児書や子育てコーチングの話をそのまま取り入れようとして
子どもたちがなんて言ってるか、とにかく必死に聞いて理解しようとした
もー、とにかくキツくてキツくて
そういう我慢をひたすらしていたのもあって
怒りまくり、どっかーんって爆発しまくって
結局は「話を聞かない」ってなってた
それだってわかるけど、
まさか自分の聞き取り力が死んでるなんて思いもよらなくて
何とか聞かなきゃ一択で頑張ってた
最近、私の聞き取り力は死んでる
っていうのがわかってきてからは
ほんっとびっくりするくらい、
子どもたちがなんて言ったのかわからなくなってしまった
ちゃんと顔を見て、聞いてるのに
音も聞こえるのに
「ごめん、もう一回言ってもらっていいかな」
って聞き返すことだらけ
もちろんそれは、子どもたちが一気にわーっと喋ったり
子どもたちが喋りたい時に喋るから拾えないのもあるけど
ほんっとのほんとに、
何と言ったのか、内容が入ってこない
理解できないんだよね。。。
私、そんなに子どもたちの話に興味がないのか!?
って思ったりもしたけど、
それくらい、わたしの聞き取り力って死んでるんだと思う
死んでるというか、元からこうなんじゃなかろうか?
今までは「聞かないと存在してはいけない」くらいの気持ちで
理想のお母さん像のためにも必死だったから
自分の全てをかけて頑張ってさ
そうすると、いつもいつも誰かの言葉を拾うために
ずーっとアンテナを張りまくってて、
聞くことと理解することに全力をかけてるから
すっごいすっごい消耗をしまくってた
あとは、子どもたちが2人で一気にわーっと喋ることも
私の育て方や教え方が悪いからだよなとばかり思ってたけど、
それもただの特性のひとつで
彼らにとっては「音に反応して喋る」「言いたいことを喋ってるだけ」
あとは「不安な時におしゃべりになる」とかそういうことが習慣化してたんだってのもわかった
初期対応をミスったのは私だけど、
全てが「私」が悪くて問題なわけではなかったんだよね
多分子どもたちにとっては、
特に次男にとっては、長男が喋った声が「自分も喋っていい合図」になってたんだ思う
それを目印や手がかりにして、自分の喋るタイミングにしていたし
あとは、誰かの声への反射で喋っちゃうんだろうな
(ちなみに私もそうだと思う)
それは長男にとっても同じような習慣になってて、
次男が喋ったら自分も喋っていいと思っている
そして、それぞれが自分の喋りたいことを喋るから
私はぜーんぜん違う会話やネタを一気にガンガン聞いてるし
それが私の混乱を引き起こすスイッチにもなっていた
1人の話でも「あれ?なんて言ったかわかんない」なのに
2人とか無理だわ
最近、ほんとに無理なのがよくわかるようになった
2人に一気に話しかけられて、
今まで考えてた事が全部頭から吹っ飛んでしまうから
耳からの情報が多すぎて、
脳の処理が追いつかなくて、
余計にわからなくなる
これに気付けるようになったのは、
私の頭の中が少しラクになったからだとも思う
もっと非ダイヤ濃度が濃い時は、
私が悪いんだ、と、話を聞かなきゃしか考えられなかったことと、
常に嫌な気分で、頭の中はぐちゃぐちゃで、何にも考えられなくて
それが耳からの情報のせいなのか、いつものことなのか本当にわからなかったのよね
そういうもの
だった
頭の中はぐちゃぐちゃで、いつも焦ってて、とにかく気分が最低
が、普通というか、別にわるくないんじゃない?くらいに思ってた
だって、その時よりももっと状態が悪い時もたくさんあったし
それよりよくなった事が、人生で一度もなかったから
やっと、あーこれ私は苦手だわ
だってほんとに、頭の中がぐちゃぐちゃになる原因の一つだし
こうやって考えてる事が吹っ飛んで、
自分が混乱してくるのがよーくよーーくわかる
自分がラクでいればいるほど、
色々喋ってる人の言葉が余計に入ってこない
何が大事なんだかわかんなくなる
それは人を軽視してるわけでも
話を聞いてないわけでもなくて
気を張らないと、私ってこうなんだ
がガチっと腑に落ちて納得して
大事なことは、私も書き言葉で示してもらおう
って思ったし
これは特に長男の特性と一緒だなってわかった
検査結果とか、今まで言われてきたことが
このことか!ってやっとわかった
長男が消耗するのも当たり前だわ
私も今まで話し言葉でがーーー!!っといっぱい喋ったし
側には音声に反応して喋る次男もいるし
今までほんとに、わっけわかんなかっただろうな。。。
ほんと私の非ダイヤ性で、
子どもたちには余計な嫌な目にあわせてきてしまったし
私もひたすら自爆してた
あーもー、何やってんだもーーーー
でしかないのよね。。。
できないことはやらない、無理しない
そのできないことすら、自分でもわからない
非ダイヤは病気だわとほんとにほんとに思います