広島に着いたー✈️
旅行先でちょこちょこ書いてるので、
いつも以上の散文で失礼いたします
飛行機の中とか移動中に退屈になったら読もうと思って
こちらの本を事前にゲット
次男と立ち読みをして、問題が面白くて
これはいい暇つぶしになりそうで
読むのが楽しみだった本です
ちなみに、立ち読みでは我々の頭は全滅しました
全然わかんない
答えは当たらない
意味がわからない
でも、解説を読むとスッキリする
それがたまらなかった
この本にハマっちゃった理由が
解けなくても最高に面白くて
考え方や解き方に感動しちゃってという部分
解いてみて、答えは合ってるのにプロセスが違くて
その解き方の考え方に感動するし
問題によっては
「何て美しい問題」
と惚れ惚れしてしまうものもあって
解説を読んで空港の待ち時間や飛行機の中で感動して
1人興奮していました
どんな風に面白いかと言うと、
この本の「はじめに」でも書いてあるけど
まるでミステリー小説を読んでいるような気分
になるところ
あーもー、犯人分からない!となっても
でも名探偵があれもこれも全部解説してくれて
「そう言うことだったんだ!」
とどんどん解決に向けて事が進んでいくあの感覚です
そっか、ミステリって論理的思考問題だったのか
だからあんなに楽しいのね
結果を自分で出せたらそれは嬉しいけど、
出せたくても全然OK
むしろ、答えがわかっていてもいい
それ、どうやって考えたの?
何でその答えになったの?
どんな風にして答えに辿り着いたの???
それがわかるのが楽しいんだなあ
と、自分新発見でした
中でも感動したのが、
「海賊と金貨」の問題で
「a,b,c,d,eの海賊が100枚の金貨の分け方を山分けする
a,b,c,d,eの順番で分割案を提案して、5人それぞれが賛成か反対を述べる
賛成が半数以上ならその案が採用
提案した分割案が不採用になった人は追放されて、次の人が新たな分割案を提案する
5人は極めて論理的で、誰も追放したくない
そして全員なるべく多くの金貨が欲しい
賛成でも反対でも取り分が変わらない場合は反対する」
Aはどのような戦略をとれば、
最も多くの金貨を得られるだろうか?
↑これの解が個人的にはドツボでした
この問題の中の
5人は極めて論理的でというのがキモで
私のような感情的で短絡的な人が混ざっていて
aの案に反応反射で「反対!」って言うと
その時aは多分追放されるんだけど
じゃあそんなその後に私は有利に進めるか?
と言うと全くそんなことはなく
後々に、自分の取り分が0になるという未来もついてくるんです
だから、論理的に冷静に考えて
これって本当に不利なの?と考えていかないと
どんだけ頭の悪い私は現実で損してるんだろうな
という教訓までついてきた感じがして
な、な、な、なんて素晴らしすぎるし美しいんだああああ
と興奮して、
夫にも伝えたのに全く興味がなかったみたいでした
こう言うのも、
興味ある人とない人がいるんだ
そっか、これは「私の」好きなことか
そう思ったら、
私は子どもの頃からジグソーパズルやパズルゲームが好きで
母が「お母さんがパズルやらせたおかげだ」と言っていたのだけど
母のおかげで私は得意になったのかと思って何だか嫌だったんだけど
多分違う
私が本を読むのが好きなのはお母さんのおかげ
弟には本を読まなかったから、あの子は本が好きじゃないんだと言われてきたけど
多分違う
あなたがミステリ好きなのは、
お母さんが西村京太郎の本を持ってたから
(ちなみにそれ以外の小説は持っていない)
(理屈っぽいのはお父さんみたいでダメだった)
ほんとうちの母は、
私の得意やよかったところは
全部母の手柄にし過ぎだし
私もそれを信じすぎたんだと思う
母の手柄になるのも何だか悔しくて
素直に自分の好きなものを、好きなものだと思えなかったなあ
理屈っぽいのも、ロジカルが好きなのも、パズルやミステリが好きなのも
多分私は最初からだったんだろうなって
今は思う
ただ、
考えることを全然してこなくて、考えることが苦手で
私と言うやつは本当に頭が悪い
ほんと、自分でも呆れるほど
考えることが苦手中の苦手で
理解力も壊滅的で、理解までの時間がヤバいほど長い
頭は混乱のためにあるようなものでしかない
短絡的だったり、極端だったり、思い込みが激しかったり、発想力がなくて
今はぜーんぜんそういう考え方が出来ない
泣けるほどできない
でも、まあ多分好きなんだから、
ちょっとずつ「考える」を楽しんでやっていきたい
考え方だけでこんなに感動するんだから
自分で「考える」ができるようになったら
もっと面白いんじゃなかろうか?
いや、問題の解法を見るのが好きなだけの可能性も・・・
分からなくても結構平気なんだよなあ
・・・あり得る
まずはただ面白い、でいいわ
広島城カッコよかった