先日、夢にうちのお母さんが出て来た


私はお母さんの顔面をグーやビンタで思い切り殴りまくっていたんだけど、

全力なのに私の手がスローモーションのような重い動きで、

思うようにぶん殴らないのがもどかしく

「何で?何で?」ってすごく泣いていた


その中で、

夢の中の私が言っていたのかはわからないけど

ハッキリと


ばーちゃんにいじめられて可哀想

そんないじめられて可哀想な人を私はいじめられない


という声が聞こえて

起きてからもこれが頭から離れられなかった



そっか、私はずっとお母さんのことを庇ってたんだな

って、その夢でやっとわかった


私自身は、お母さんのことを庇ってるつもりがなくて

これまでもいろんな事をお母さんのせいにして責めて来たし

1度お母さんに対してブチギレてから、言い返したり

それ違うと思う、とかおかしいんじゃない?とか

昔こういうこと言われて嫌だったとか伝えられるようになって


まさか自分が今の今まで、しかも子供の頃から

ずーっと庇ってると思わなくてビックリした





うちのお母さんとばーちゃんの関係は、

私が物心ついた時には、ばーちゃんがお母さんのサンドバッグになっていた


ばーちゃんの言う事やる事なす事全部に文句をつけ

キツい言葉を投げかけ、ばーちゃんはダメだダメだと言うお母さんの姿ばかりを見てきた


キツい言葉を受け、ばーちゃんは「⚪︎⚪︎(←母の名前)の言葉は五寸釘だ」と言い

ばーちゃんは藁人形ってことか

じーちゃんは「何であんな事を言う子に育ったんだろうか」と嘆いていた



そして

「昔は大人しくて静かだったのに、子供を産んでからこうなった」

と母について言っていた




私は、お母さんがばーちゃんに対して冷たくて厳しくていつも文句ばかり言うのを見るのも聞くのも嫌だった

しかもそれが、子供を産んでからこうなったって

私が生まれてからこうなったと言うことなの?



こんなお母さんになるなんて、

私は生まれてこなければ良かったの?

私は存在しなければ良かったのでは?



ただでさえ、

私もばーちゃんのようにお母さんにあれこれダメダメ言われていて

それはそれで本当に嫌だし、悲しい


ばーちゃんにまで攻撃しているお母さんは怖い


何でみんなお母さんのことを止めてくれないんだろう?

みんな何も思わないのかな?平気なのかな?


これって変じゃないのかな?

変だと思っている私の方が間違っているんだろうか???

と思っていた




お母さんに、ばーちゃんにそんなに言わないで

と何度も言ったことがあったと思う

ハッキリ覚えていないけど、お母さんは


「あんた、ばーちゃんの味方なの!?」

って怒って、結局私に矛先が向かう


これはばーちゃんのことに限らなくて、

父方のばーちゃんのうちのことに対してとか

お母さん以外のことに対して反論すると

「へぇ、あんたはそっちの子供なんだ」

みたいに言われてしまう


その度に「私の考えがおかしいんだ、私が間違っているんだ」

と思うしかなかった



私としてはお母さんのことが大好きだし

今考えると子供なんだからお母さんの味方なんだけど、

うっかりするとお母さんに「裏切り者め!」という目で見られてしまう




そんなお母さんがどうしていじめられて可哀想か

と言うと、

昔々は、お母さんとばーちゃんの立場が今と逆で

相当やられてきたという話を聞いていたから






お母さんがばーちゃんに対して言っていたのを

何でやっているかは今ではわかるけど、

子供の頃の私からすると、すっごく嫌で悲しかった

お母さんにはやめて欲しいのに止まらないし

私のせいで(生まれたせいで)こんな事になってるのかと思い込んでもしまったけれど




現実はばーちゃんは最強の弱者戦略者で

私はばーちゃんの弱者戦略にもやられていたし

お母さんもばーちゃんの弱者戦略にハマっていたので

3代で弱者戦略の強さにまんまと引っかかってぐちゃぐちゃしていただけだった




ばーちゃんは87歳

私が小学生になる頃から「ばーちゃんはもう死ぬから」と言っていたけど、まだ生きてる

あんなにいじめられても、まだ生きてる

お母さんは今日もばーちゃんに介護をしつつ酷い事を言っている




だから、私が小さい頃からとらわれてた

ばーちゃんにいじめられて可哀想

そんないじめられて可哀想な人を私はいじめられない

は、もう無効だと思う



いじめられて可哀想なのはそうかもしれないけど

お母さんもばーちゃんも、実際すっげえ強い

というか、ただのヤバい人たちだ


そのヤバい人たちに育てられ、その人間模様をまざまざと見せつけられた私もヤバい人

それが普通の世界だと、むしろうちが正しい!くらいに教えられて育てられた




私はお母さんみたいにならないし!

と思っていたのが仇となってたなあと思うので

どうせ私もお母さんも同じなんだったら、

私もお母さんに五寸釘を打ってこようかなと思う今日この頃です