今朝の波予報だと、2-3FEETのオフショアの筈だったのに、

 

行ったら、チーン。ショボーン

 

日の出前からスタンバっていた日に限って、こういうことが起こる。。。

 

全くサーフィンとは縁のなさそうな、朝の海散歩に来ていたおばちゃんにさえ、

 

「今日は全く波がないわね。。。」と言われる始末。

 

 

日の出を見てから帰ろうかと思ったが、夫のドライクリーニング屋のドアバスター(開店と同時に入る人の事)も狙っているので、速攻帰路へ。

 

クリーニングをドライブスルーでピックアップしてから家に戻った。

 

 

波がない日は、帰ってきても板は元に戻すだけ。洗ったりウェットスーツを干したりと言う手間もないので、そのまま家の中に入ってラナイの夫に挨拶し、着替えてうちのサブディビジョンのランニングコースに出かけることにした。

 

 

これは、私が、「罰ゲーム」と呼んでいる一連の行動である。

 

 

朝誰よりも早く起きて、家族の弁当や朝食を準備し、自分の為に海に出る。



それなのに波がなかったりコンディションが悪くてとんぼ返りになってしまった日は、「一日のルーティンが出遅れてしまった」罰で、(何の罰なのかは不明。。。。大体マザーネイチャーで波がないのは誰のせいでもない。)嫌いなランニングに出るのだ。

 

 

ものの30分もかからずに手っ取り早く終わるこのランのトレーニングがなぜそこまで嫌いなのか、走っていないときにはそう思うのだが、実際に走り出すと、罰ゲームにしか思えないのだ。

 

 

今頃、波に乗ってるはずやのに。

今頃、イルカと戯れている筈なのに。

 

 

と負のエネルギーを醸し出して走っている。

 

 

それでも、今減量も終盤に掛かってきたが、毎日有酸素運動を取り入れないと取り返しがつかないほど追い込まれているので、(笑 いつものこと。。。)朝、日が照っていないうちに、なんとしてもここでカロリー消費しなくてはいけない。

 

 

この時間帯に走るランナーたちは、ほとんどが顔見知りだ。犬の散歩の連中もほぼ顔見知り。大きなサブディビジョンに住んでいるけれど、行動範囲は似て非なると思いきややっぱり似ているのだ。。。

 

 

 

家を出て、大通りに掛かると左折するのだが、そこで一人のランナーを見かけた。

 

 

 

10年は見ているお爺さんだ。昔は、警察犬のような賢そうな大きな犬を2匹も連れて走っていた。職業柄すぐに人を診察してしまうのだが、ストロークをやったか???

もう走れるレベルの体ではなくなっている。というか、走ってはおらず、ほぼ歩いている。歩きさえもほぼままならない。。。

 

 

 

それでも、若かりし日の犬を連れていた当時の如く、マラソンランナーのような上下のカッコいいワークアウトフィットに身を包み、週に一度くらいは外に出ているのではないだろうか??海の帰りに見る日もあるから。

 

 

本当にランニングが好きだったんだろうな。。。と思いながら、




彼に近づいてきたので、

 

 

 

「I'm Behind you」と声をかけた。

 

 

 

ループ状になっているランニングコース、すれ違う場合は手を挙げて挨拶したりするけれども、同一方向に走っていて、相手を抜かしたりする場合はこうやって後ろの人が一言声をかけるマナーがあることをパンデミックになって近所を走り出すようになってから学んだ。

 

 

 

ちょっとびっくりしたように振り向いてから避けてくれようとしたが、もう随分と弱っていた。

 

 

 

追い越してから、なんか妙に悲しくなってきて、「彼にとっては走れないことの方が罰ゲームなんだろうな。。。」と思えた。

 

 

 

義父もパーキンソン症候群を患ってから、走る事が出来なくなった。ボストンもNYもホノルルも完走しているほどのランナーだったのに、今では杖なしでは歩けないうえに、キッチンで転んだりもしてしまう。

 

 

 

 

走れないことの方が罰ゲーム。か。。。。

 

 

 

そればかり考えて走った日だった。