私が思うDisney映画の名作って三つしかない。(ファンの人いたら申し訳ないが、実は昔私も何を隠そう名の知れたミッキーコレクターだったし、かなりマニアックなディズニーパークオタだった。パンデミックの初期にすべて処分してすっきりしたけど。)

 

去年末の飛行機の機内でみたLucaとやらはかわいい感じだったけど、この前の機内で見たエンカントは、いかにもディズニーお得意のお姫様?ミュージカル仕様で最後まで見るのが苦痛だった。コロンビアが舞台になっているのか、ドレスとかは素直に美しいと思ったけど、

 

 

どうにもミュージカルや演劇系が心底受け付けない性格なので、

 

 

いきなり歌いだす

 

 

何でもかんでも歌い出す

 

 

事に慣れないのだ。

 

 

 

そんな中でも、3つだけは推しがあるもちろん私の独断と偏見で。

 

 

ニモ

リロ&スティッチ

ラタトゥーリ

 

 

この3つで順番はないし、在米が長いので邦題はもちろん知らない。うちは成人している娘もいるのでやはり古いものが多いかな。

流石にフローズンやモアナくらいまではとりあえず見たけど、もうそれ以上はディズニーの世界観について行けず、機内でどうしようもなく暇で、他に見る映画がない時位に見る程度。。。

 

 

ディズニーの名作映画はVHSやDVDなどですべて持っていた。それこそ白雪姫辺りから全て。全部処分したけど。私も子供も一回もジブリにハマらなかったし、見ようと思ったこともない。


漫画の世界も然り。夫がアメリカのオタクの高校生がハマっているアニメと、日本人の子供なら(育っていく環境で一度や二度は目にする)漫画の違いがよくわかっていないので、私が盛んに人生のバイブル「スラムダンク」の良さを娘たちに伝えようとしても、

 

ツインテールでやたらと乳デカでミニスカートで。。。という日本が世界に誇る?アニメのイメージしかないらしい。

 

 

うちの子供たちも漫画だとかアニメにハマってくれていたら、もっと日本語は上達したのかな。。と思う。日本語クラスの成績はもちろん100以上だ。それでも私から見ればこのレベルで100が取れるのか???先生甘くね??と思うし、総対評価でなく絶対評価のアメリカの教育は私も20年前に携わっていたから知っている。

 

 

今日の話はそんなことではない。

 

 

リロ&スティッチに関してだった。

 

 

上の娘がハワイで生まれてすぐあとくらいにこの映画が出てきた。カウアイ島が舞台だったこの映画、特に下の娘がスティッチの可愛さにハマっていたこともあり、そしてその当時日本ではスティッチがどこに行っても売っている時代で、今では元祖キティちゃんやすみっコぐらしがご当地キャラに成り代わっているけど、当時はドラえもんの他にはスティッチが金のしゃちほこをかぶっていたり福島の赤べこを持っていたり群馬のだるまを抱えていたりした。

 

収集癖のあった私たち親子はどこに行ってもスティッチを買いあさり、アメリカのディズニーストアでもバレンタインスティッチだのクリスマススティッチだのと期間限定系ぬいぐるみなどを販売し、彼女の部屋は博物館染みてきていた。

 

そして、この主題歌の一つであった最初に出てくるカヒコじみたソング(へ メレ ノ リロ)は、私の一番好きなメレの一つになり、ハワイに住んでいたのに、そういう時間はたくさんあったはずなのに全く当時は興味を示さなかったフラをハワイを出てから始めることになったのだ。この曲を踊ることをプチ目標としていた。

この曲


 

電話の着信音や目覚ましの音楽もこのへメレノリロだったこともあるし、長女がやっていた採点競技のスポーツでこの音楽を使用したこともある。だから今でもこのメレを聞くといろいろな思いがよみがえってくるのだ。

 

先日クムが亡くなった。彼女の最後のコリオは違うものだったが、新しくハラウに入ってきた別のハラウから来たおばさんがどうしてもこのへメレノリロをマスターしたい!と言い出し、この曲が2月の中旬位から私たちの練習曲に加わった。

 

クムはこのディズニーが採用したへメレノリロのノントラディショナル性が嫌で、コリオを作りたがらなかった。カヒコなようでカヒコではない。この映画で最初にリロが所属するハラウのお姉さんたちのフラを忠実に再現した??と見せかける動画がYouTubeにあがっているが、

 

 

この子はどう見てもフラ経験者ではない。ダンスはやっていたのかもしれないが、フラをやっていたとは思えないのは、フラをやっている人がこの子の動きを見たら分かる。残念だがそうなのだ。

 

 

フラは、言葉がなくても伝わる。手や動きで表現するから。



イノア曲だから誰かの為に作られている。



カラカウア大王とメレにもちゃんと出てくる。




この原曲が存在していたことを最近知って、それがチャントだったこと。




今はこればかり練習している。



来週から、ホイケの練習が始まる。



夏の大会の参加希望を聞かれたが、ドレスの決定権がないのはあまりにも酷なので今年も辞退。(去年もマスク+ソーシャルディスタンスのルール下で辞退。)



私はもう順位に固執することは一生ないから大会などどうでもいいのである。



私の中でフラの位置付けはもっと奥深いところにある。



ある意味、この原曲に出会った事で達成感もある。