春休み前になくした、灰色のパーカが戻ってきた。
誰かが落し物コーナーに入れてくれたらしい。

今朝は、ちょっと寒かったので、仕方なく、あまり可愛くないけどシンプルなユニクロのストライプのパーカを代わりに着て行った。

そして、帰りのバスで、あまりにもうるさくて運転手さんに怒られ、席を交換させられたうちの娘二人と、親友の庵は、迎えに行った駐車場でちょっとうつむき加減であった。

特に優等生のナポロは、学校でもどこでもトラブルを起こすことがないので、こういう風に怒られたりするのがいやなのだろう。しばらく口をふさいでいた。

が、仕方がない。妹が学期末でオールA(彼女の学力では快挙)だったのが嬉しかったのだろう。先生からの一言には、算数に強いと書かれていた。

妹は読み書きなどちょっと遅れて幼稚舎をスタートしたので、頑張って追いついているのだろう。いいことだ。なので、100均の細々したものを袋に入れてある私の宝箱から2個、景品をあげた。

ナポロは、秀才児クラスに入ってから、一度も見たことのない評価がつくようになった。1個2個と増えている。今でもオーナーロールの優秀生徒枠ではあるが、それでも、やはり内容が濃くなっているのか、そう簡単にオールAは取れなくなってきた。

が、ここは約束である。オールAでないのはまだいい、このまま評価がどんどん下がっていくようであれば、シンクロは間違いなく来シーズンは続けさせない。

学問の方が大切だからだ。


その前に、来年はプランBを企ててあって、それをお父さんとも話をし、来年はシンクロの練習量を下げることにしている。通い時間を学問にあてるのと、それにかかる費用で他のスポーツも試してみたいのと、余った時間でバイリンガル度が薄くなってきているのを普通に戻すことにも理由はある。また私自身がナポロのパーソナルトレーナーになる為に、勉強を始めることにしたのもその一つだ。そして、家族4人がナポロのシンクロによってバラバラになり、4人揃って週末を過ごすことが殆どなくなった。その時間や、費用を留学費用に当てて、ここで費やすシンクロの割合を半分以下に減らすのがプランB である。


それはさておき、ナポロの逆ホームシックがずっと続いている。


毎夜、泣いている。


おとといの夜、「もうここには住みたくない!」と泣いて懇願された。


「18歳になって、自分で何もかもが選択できるようになったら、どこでも住みたいところに住めばいい。」と言ったのだが、


「何でも吸収できる、この若いうちに、自分の可能性に挑戦したい」という。


毎晩毎晩、泣かれてこちらは仕事があるのに眠れず、段々疲れてきたのもあり、

「あなたの家は、ここなのよ。そして、あなたはここにBelongしているのよ。」

と言ったが、納得できずに泣き続けるので、お父さんと話し合いなさいとその日は保留。


夕飯の席で、ナポロは泣き出して、お父さんに訴える。

はっきり言える。


それは、無理だ。


私たちは、ここに家がある。そして仕事も。学校も。家族も。


それを全て投げ打って、生活の拠点は変えられない。


家族の半分が話せない。仕事につける保障がない。家がない。車がない。


現実的に無理な話だ。


ナポロが大きくなってから決めればいいことだ。


住みたい場所と住める場所は違うのだ。


今日の写真。

癒しの竹やぶ。 天まで届け!という気持ちになった。




ナンバに行ってきた。新しいのかな??高島屋にも行ってきた。結婚祝いを見繕いに。。。