今日の練習後、ロッカー室で、シャワー後のナポロの髪の毛を梳いていたら、最近やたら、いい子ちゃんになって来ている(クラブ加入当時とは考えられない態度の変化)Thing ①が、

女の子「ナポロ、髪の毛切ったの??」

おとめ座「うん」

女の子「とってもいいよ。」

こんな会話をしていた。

ナポロの名前を知っていたことすら、1週間ほど前にナポロの名前を呼んでいるのを聞いて、驚いたくらいなのに、今度は髪の毛を切ったことまで気づいたのか。。。


ナポロ曰く、「学校のお友達でさえ、気づかない人もいたのに。。。。苦笑」

ま、彼女の今のBチームでのポジションから行くと、間違いなく、来シーズンは、11-12歳のAチームに上がってくるだろう。10人のうち、6人が中学生になるので抜けて13-15にいく。

彼女を含めた4人は確実に上がってくるだろう。。。。

この中でも彼女のように体格がよく、リフトの土台になりえる選手は、来年のAチームに必要である。
ナポロよりは年上だが、来年も小学生のはずだ。


今日は、プールに行く前に少し時間があったので、ドラッグストアに寄って、爪楊枝と、炭酸飲料を買った。それから、プールへ行くと、仲良しのVママの夫、Vパパがいた。

この人は、トラックの運ちゃんで、殆ど家にいないが、今週末は帰宅していたようで、私は結構このおっちゃんと仲良しなので、(私は、このチームの父兄とは付かず離れず、みんな仲良くしている)、世間話。


そこにVママも入って、3人で話していたら、練習が終わってしまい、ルーティンがここそこと変わった点もあるようだったが、あまり気にしてみてはいなかった。

私に言わせれば、(えらそうだけど。。。笑)次の大会まで一ヶ月をきっているのだから、ルーティンの細かいところを変えるのではなく、ルーティンを全て完成させてからディーテールを変えればいい。

ナポロに帰りの車の中でそう言ったら、賛成していた。


最近ルーティン(まだ半分しか出来ていない)のちまちましたところを変えすぎている。


そんなわけで、一生懸命見ていても、また変える可能性があるので、話に花を咲かせていた。


そして、帰りの車の中で、


今日は、ストレッチの時間、椅子を前後において、前後開脚(オーバースプリットさせる)をやったそうで、先日、ナポロに、オーバースプリットのやりすぎは、足を痛めて、選手生活に影響あるかもしれないよ。。。と、西の地方で頑張っている先輩に言われたことを伝授して+ナポロ自身も、これからの長いシンクロの選手生活に影響しても困るので、、、、、


と、最近無理強いはしなくなった。


少なくとも、クラブでは一番柔軟性はある。かなり同じレベルでロザリンが控えているが、ナポロが本気をだして、オーバースプリットをやれば、確実に勝てるレベルである。


しかしながら、ナポロは、

「私は、オーバースプリットのしすぎで選手生活を終えたくないし、たかだかスプリットの数センチの違いくらいドウってことはないので、ロザリンに勝たせてあげた」とのこと。


賢い。


もし、これがロザリンが負けていたら、「リベンジ」とか言われて何回もやらされるだろうし、ロザリンは私のゴールではないとのこと。。。。


ナポロに競輪選手の話をしてあげた。


私は競輪のルールも知らない。だけど、競輪の走者で先頭に走っている人はすごい風を受けて走らなければならないらしく、実力者は2番手にいるのが一番いいのだとか。最後の最後で抜ける体力と持久力を温存して走っていればいいのだから。


これを聞いてから、2番手にいるのは決して悪いことではない。と思うようになった。


私はそう思っている。


そして、この話をナポロにしたのは今日が初めてではない。


今は、親友でも何でもなくなったが、幼稚部か1年生のとき、本当に仲良しの親友の女の子がいた。学校の先生の娘で、本当によく出来る女の子であったが、ちょっとボス猿っぽいタイプの子であった。ナポロは小さい頃(保育園とかのときも)から、こういうタイプの子とよく遊んでいた。

その子が、ナポロが大好きで大好きで、毎日ナポロのことを考えているような女の子で、何度となく家に行ったり来たりとしたが、一度、車に乗せてうちに連れてくるときに、その女の子が、


「私のパパはね、『何でも一番になりなさい。フォロワー(付いていく人;要するに2番手以降)にはならないように。。。。』といつも言うの。だから、一番になるの。」


と言うようなことを言っていて、私はバックミラーでその子をみながら、


「こいつの親は馬鹿か。。。。。」


と思っていた。


親も仲良しでお父さんもお母さんもよく知っているが、私はこの日のことを多分生涯忘れない。


こんな、バカな考えの下に育った子とうちの子は仲良くなって欲しくないな。。。と思っていたが、そのうちクラスも分かれ、ナポロは私がフルタイムで働かなくなったので放課後教室にも行かなくなり、疎遠になって行って、ナポロは別の親友が出来た。


この話のあとにも、ナポロに競輪選手の話をした。


そして、一番だけが、人生ではないと言う話もした。競輪選手のそういった風きりの役の人とか、は戦略の一つだからだ。(たぶん、、、、、何せルール知らないし。。。笑)


中学の剣道部の先輩が、

「2位は負けの代表」

と言っていた。自分自身アスリートで2位になって何度もそう思ったこともあるけど、今、実際に人生を歩んできたのが中盤になって、そうではないと思うようになった。


何が言いたかったかと言うと、ナポロが9歳と言う早い年齢のうちに、


「一番だけが人生ではない」と言うのを学んでくれたこと。


そして、ロザリンのような、人生勝たなきゃ生きていけない!!みたいなプライドの高い人には、実力を隠してでも譲ってあげる懐の大きさなど、ゲームの駆け引きが出来るようになって、


また、成長したのだな。。。。と


帰りの車で嬉しくなった。


あしたは、D/T Bグループルーティンの練習