今日は仕事が休みだし、子供もまだ学校なので、話題を連投することに。

今日はナポロを取り巻く、キャラたちを取り上げる。

その中でも強烈なカレー王子王冠2を書くことにしよう。

母親である私は、昔から友人や周りの人にあだ名やニックネームをつけることが好きだった。特徴を上手くつかんでいると私は自画自賛している。

最近、テレビでそういう才能のあるタレントがよく別のタレントに名前をつけていたりするが、私もそうなんだよな~とか思ったりする。

今のクラブに移籍して、名前を覚える人が多くなって、一応大体の人の名前は母親ともに分かるが、あまり好きではない人には影でこっそりナポロとあだ名で呼んでいたりする。

特に、なぜ奴らがシンクロを志そうとしているのか分からない、ただ母親の興味?だけでやらされいているような二人がいるのだが、全く持って態度が悪い。コーチにもタメ口以下の口の聞き方だし、どうやったらそういう服装で、ストレッチにくるんだ?見たいな格好をしていたりする。

このうちの1人も歯列矯正をしているのだが、いつもストレッチ中にガムを噛んでいる。私からことごとく、矯正中はガム禁止と言われているナポロが興味を持って「矯正しているのにガムって噛めるものなの??」と聞いたら、

「あなたに関係ある??」

と言われたそうだ。答えになってない。そういう口は、シンクロが上手くなってから叩いてもらいたい物だ。大体質問しただけではないか。大して実力もない初心者のくせに、口だけは達者なのだ。

コーチ経験のある私に言わせてみれば、これが私の主宰するクラブであればあの二人は練習には間違いなく参加できない。入部以前の問題なのだ。


なので、この二人にだけはあだ名をつけている。名前も呼びたくないからだ。


話をカレー王子に戻そう。

これは、今年最高傑作の名前なのだ。

夏に愛用しているクラブハウスのプールがある。レジデントは全て使えることになっているのだが、私達が自主練習で行く時間は殆ど人がいないか、居てももう顔見知りになっていたりする。特にリタイヤ組の老人達は、「お、かわいいシンクロナイズドスイマーが来たぞ!」とか、「近未来の選手」とナポロのファンになって私達母娘の練習を楽しんで見てくれている。最近では、私達が行くと深い場所を空けてくれるようになった。

それから、しばらくして、ニューカマーの登場。これが、カレー王子との出会いである。

駐車場に高そうなBMW.そんじょそこらに走ってるレベルのものではなさそうだ。防犯マークがチカチカ点滅している。
プールに行って鍵を開けると、黒っぽい人がなにやら水面下を動いている。プールでスノーケルをつけているようだ。黒いラッシュガードを着ていた。が、何故か、下はスピードの競泳三角水着。すごい組み合わせだ。
プールサイドの椅子にはアイフォンがおいてあって何か時間を計測しているようだ。手には何か持っている。

何なんだ、この人は。奇妙だ。

とにかく数分おきに水面下にもぐって手に持っている何か鎌のようなもので何か探しているようだ。ときどきスノーケルから水が飛んでくる。しかも大きなダイビングに使うフィンもつけている。

彼もこっちを見ていた。
私たちはすぐに練習を開始したので、(当時はシーズン真っ盛りでラップ後、すぐにルーティンやフィギュアの練習に入っていた。)あまり気にはならなかったのだが、たまに何か獲物みたいなものを持って例の鎌のようなもので、ナポロの下を潜り抜けて行ったりした。

何なんだ、この人。何やってるんだ??

そう思うのが、半分。ナポロに檄を飛ばすのが半分。


で、ナポロがエッグビーターを使って私に言われたことをいっぱい涙をためながら聞いていたときの話だ。


「(何度言われたことも出来ないナポロに対して)あんた何やってんの?」と非常に不満を口にした。


そこで、その彼もちょうど水上に居たのだ。
どうやら彼はインド人かあヒンズー系の人のようだ。

彼は、自分に対して、私が激怒しているのかと思ったらしく、もじもじしながら、

「あ、あ、あの。。。水中で、あの、その、ホッケーで遊んでまして。。。」みたいなことを説明し始めた。


いきなり、彼からそのようなことを言われたので、

「あ~、あなたじゃないのよ。これは、この子に対して言ってるのよ。気にしないでね。どうぞ遊んでてちょうだい。」と言った。

そうか、この人は、ホッケーをしてたのか。。。しかも1人で。
変わっていることには変わりはないが、彼から見たら私達だって変わっている親子だろう。


帰りの車ではその話題で持ちきりであった。


あの人、こんなところで何してるのだろうね。どんなお仕事なのかな?なんで、スピード着てるんだろうね。(しかも超ビキニ)あの車すごいよね。なんで1人なのかな?とかとにかく持ちきりであった。

名前もないのもかわいそう。

その後、母がうちにしばらく遊びに来ていた。

母にとっても、あの青年は不思議な存在だったようでやはり名前が必要だ。

毎日見るうちに、挨拶を交わすように。
が、それ以上のことは話さない。お互いにすることがあるからだ。笑
彼はホッケー、私たちはシンクロの特訓であった。

そしてひらめいた、カレー王子。

これ以外に名前はない。
満場一致の大絶賛。

今年度最高の傑作である。

先日決まったナポロも気に入っているが。