こんにちは、岩崎知実です。
熊本地方の震災被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
今もまだなお、大きな地震が発生している事をテレビで見て、これ以上被害が拡大しない事を願うばかりです。
東日本大震災の事を思い出しました。
私は、約10年東北に住んでいました。東京の方に引っ越したいなと思い、引っ越した後に東日本大震災が起こったのです。
東北には親戚もいて、色々とお世話になった方々、友達がたくさんいました。
東京でも震度5で交通機関はストップし、その時会社にいた私は帰る事ができず、同じような状況の人と、歩いて1時間程にある同僚の家へ泊めてもらいました。
1部屋に10人位いた気がします。すごく密集していたのですが、とってもとってもありがたかったです。
その日は、テレビに映っている被災地の状況を見て、ただただ無事でいてくれる事を願っていました。
翌日、1時間に1、2本しか動いていない電車になんとか乗り込み、まったく身動きが取れず押しつぶされそうな状態で、ようやく家まで帰る事ができました。
仕事はもちろん自宅待機。当時アルバイトだった私は、働かないと給料が発生しない為、とっても不安になりました。
そしてタイミングが悪い事に、お米がなくなったから買わなきゃ、トイレットペーパもなくなりそうだから買っておかなきゃ、と思っていた時に地震が発生。
スーパーやコンビニへ食料を買いにいったら、パンやおにぎり、お弁当、カップ麺の棚はすでになにもありませんでした。この時に、ほんとに頭が真っ白になり、ただただ恐怖を感じました。
しかし幸いな事に、計画停電もあったものの、わりと早い段階で通常に近い生活に戻る事ができたのでほんとによかったなと思いました。
震災直後は、東北の人達にメールを送っても充電切れで連絡がとれず無事でいるのかすら分からなかったのですが、徐々に連絡がとれはじめ、何かできる事があれば教えてね、必要なものがあったら手配するから遠慮なくいってね。とみんなにメールを送っていました。
しかし!!返信がみんな一緒だったんです。
「大丈夫だよ、ありがとう!」
東北の方は寒さからか、辛抱強い、忍耐強いと言われていたりします。母親も東北の人なので、見ていて分かる気はします。
友達は友達で、迷惑をかけたくない、心配をかけたくない。という気持ちが大きくて、きっと言わなかったんだとは思います。
しかし時間がたって当時の事を聞いたりすると、ほんとに大変だったなと思わされます。その時に言ってほしかった、頼ってほしかったなというのが私の本音です。
ですから、困っている事があれば、心配して連絡をくれた人達を頼ってください!
人によって対応できる範囲というのは違うけれども、頼られて迷惑だと思う人は絶対いません!!
気持ちも生活も早く落ち着く日がくることを祈るばかりです。