こちらも千秋楽を無事に迎えました。

 

本来なら観劇する予定でしたが、急用が入り劇場での観劇は断念しました。

しかし、現代はライブ配信というものがある時代、5/18の初日と5/25の12時の回のライブ配信を買って見ました。

 

来月で67才になる実家の父が子ども時代サイボーグ009が好きでした。実家にコミックもあり、2001年にアニメ放送された時は実家にあったコミックを読みました。

今年で連載60年ということなので、実家の父が小学校の時に連載が始まったのかと思いました。

 

その後図書館とかで石ノ森章太郎先生の描かれた続きも読んだかな。

石巻市にある石森萬画館、行きたいなと思いつつ行っていないので、東北旅行のプランに入れてみようかなと思いました。

 

内容は誕生編~暗殺者編をベースにしたものでした。

サイボーグたちの生い立ちに、脱走した彼らに差し向ける暗殺者と戦い、この後も終わらない戦いは続く…見たい感じでした。

 

なので、原作ファンもビギナーも楽しめる内容だったなと思います。

 

時代によってコンプライアンス的に変わりやすいネイティブアメリカンの005は大柄でリーゼントに顔に線を描いた桜庭大翔さんの大きさに、アフリカ出身の008は顔の彫も深めで髪も反りこんだToyotakaさんが、鼻がとがっている002はどう表現するのかなと思ったら、演じる高橋駿一さんがポニーテールで表現していて、アクロバティックな動きもあり、002そのものだなと舞台で納得できるものがありました。

 

006の炎の表現や007の変身の表現も舞台で映像でできるからこそ。暗くなりがちな話を酒井敏也さんと川原一馬さんがいいお芝居してくれたから明るさに救われました。

 

後、001は人形でしたが、退団したばかりのぴーすけ、元星組男役の天華えまさんが可愛らしくもクールな声で演じていて、こういった表現もあるなと思いました。これからの活躍が楽しみです。

 

004の里中将道さんのクールなお芝居も素敵だったな。私、009では004好きなんですよ。

 

009のかいちゃん、七海ひろきさんも彼女の魅力を活かしながら永遠の憧れの009を熱演しました。かいちゃんがいてくれたから、舞台版009が新たな魅力を生みだしたのだと思います。

 

003もはるこちゃん、音波みのりさんがいてくれたから。はるこちゃんじゃないと、003はできなかったと思います。

最後のデュエットもかいはるこで、宝塚時代を思い出しました。

 

0010のシキの滝澤諒さん、リクの相澤莉多さんのお芝居もグッときました。だからこそ悲劇が増しました。

 

ギルモア博士の大高洋夫さんは「轟轟戦隊ボウケンジャー」(2006年)のガジャ様のイメージが強かったけど、こういった役もできるんだと思いました。

 

スカールの中塚晧平さんもマスクで、ブラックゴーストそのものを表していたな。

 

この舞台の円盤化も決定しました。それだけ、素晴らしかった舞台。もし、再演の機会があれば、今度は劇場で観たいです。