「わぁ~上手にできたね!」
こんな声かけ、よくしますよね。
ですが私は
「上手」というほめ言葉は
あまり使わないようにしています。
「上手じゃないとダメ」
という価値観を育てかねないからです
たまに「これは上手」「これは下手」という見方をしている子供と出会います。
上手 という言葉の裏には 下手 という言葉が間接的に存在してしまうんですね。
そのため、私はこんな言葉で声かけをするように意識しています。
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「色使いが綺麗だね~~~見ててうっとりする」
「資料とそっくり!よく見てるね~お習字とかも得意そう~」
「ダイナミック~~~良いねぇ見てて気持ち良い!!」
「絵の具の筆でこんなに綺麗な線が引けるのすごいよ!」
「色づくり丁寧!!イメージ通りになる色探してる感じ?どんな色になるのか試してる感じ?」
「いつも楽しそうに描くねぇ 先生も見てて楽しい!」
「前回より設定が細かくなってるね!伝わってくるよ」
「すっごく細かい!集中力あるねぇ」
「アイディアかためるの早くできるようになってきたね!頭やわらかくなってきたのかも~」
「お~~今までこんなデザインする人いなかったよ 先生も勉強になるなぁ」
「おっ 今までとちょっと雰囲気違うね アイディアの幅が広いんだね~」
「えっ 先生それ好き 完成めっちゃ楽しみ」
などなど
・・・ぶっちゃけ、ただの感想が多いです!
「おっ良いね~」と感じた理由はなぜなのか
自分自身の整理も兼ねて言葉にしています。
こういった声かけは子供たちの気づきや自信にも繋がりました
色彩能力があるのか
工作が得意なのか
よく見る力があるのか
前回からどう成長しているのか
自分はどういう力を持っているのか
細かく自覚できる機会になるのです
上手 という言葉は曖昧です
見方や尺度によって全員に当てはまる言葉です
どうして上手と感じたのか、
具体的に細分化して褒めてみてください。
お子さんの自分だけの能力が、どんどんアップしていくと思います。
学校では中々全員分丁寧に見る時間が確保できないので、
是非是非、個で対応できるご家庭でも実践してみて欲しいです!
では~。