政権批判を読んでいると
時々目にする言葉がある。
顔きもい
服ダサい
服のセンスない
などなど…
また、動画のキャプチャーで
あえて変な瞬間を切り取って載せている人もいる。
SNSでは
写真に酷い言葉を重ねたり、
わざと醜く描いたイラストが流れてくる。
顔にバツをつけた写真やイラストなんてたくさんある。
あるイベントでは
首相と思われる人形をつくっていたけれど
あれを通りかかった人が見たらどう思うだろうか?と疑問だった。共感を持って見られるようなものではなかった。
もちろん様々な方法で、
多くの人に伝えよう、届けようという努力はわかる。
怖い顔して真面目に批判して、真面目に対案並べることだけが正しいなんて言うつもりもない。
だけど、
やり方を間違えたら、それはただの誹謗中傷だし、いじめと変わらない。
顔がきもいと言うことに何の意味があるのだろう。
そういう写真と言葉を並べて
それが何百、何千とリツイートされていること。
時々背筋が寒くなる。
わたしは
どんなに嫌いな人でも
どんなに許せない人でも
絶対に言いたくない言葉がある。
それは
その人の存在を否定する言葉。
その人の容姿や服装を否定(批判)する言葉。
だって
わたしが許せないのも嫌いなのも
それはその人がわたしに対してやったこと、みんなに対してやっていること
その行為そのものであって
顔でもファッションでも、その人が生まれてきたことでもないから。
きもいとかしねとか、言われたことがあるわたしは、それをたとえどんなに最低な人にでも、誰かに言うような人にはなりたくない。
そういう言葉を目にすると
たとえ自分が言われているのではなくても
ちょっと苦しくなる。
わたしにも
言葉を選べずに相手を傷つけることだって
傷つけたことにすら気づけていないことだってあるかもしれない。
こんな偉そうなこと書けないかもしれない。
だけど、少なくとも
わたしは
容姿や服装で相手を叩くことはしたくないな、と思っている。