銀河鉄道の夜。
アニメ版を観たけど、嫌悪感やばい。
どうしたもんか、、、
話の流れは原作にかなり忠実だとおもうけど
わたしが、原作の中でとても大事にしてるとこがほぼカットされてたり変わってたりして
ある意味、嫌がらせかとおもった。
なんだろ、
すごく大切にしてきたものを踏みにじられたような
心に穴があいたような
なんとも言えないきもち。
ネコなのは全然いいんだけど
(最初はなんか馴染めなかったけど)
わたしは、この作品の中の
影
ってものがすごく好きなのに
アニメの中では一瞬で片付けられてたり
外の風景についての描写が
原作のような美しさが全然なかったり
声に感情がなかったり、、、
何よりあり得ないとおもったのは
気づいたら汽車に乗ってた設定なのに
目の前で汽車が止まること。
なにこれ、なんで野原に汽車が止まるの?!
っておもった。
すごいやだ。
赤ひげが鳥をどうやって捕まえるかって話も
カットされてるし
カササギやインディアンのシーンもカット
リンドウと三角標のとこも
“湧くように、雨のように”って雰囲気なかったし、、、
きっとわたしは
東京演劇アンサンブルさんの銀河鉄道の夜がすごくすごく好きなんだ。
広渡さんの脚本と林光さんの音楽
そして美しいスライドや照明
ステキな役者さんたち、、
アンサンブルさんの銀河はわたしの理想そのまま。
アニメは、原作を部分的に変えてる印象だったけど
アンサンブルさんのは
原作で描かれてないもの、明確にしていない部分について補ってる、そんな気がした。
アニメは、わたしが好きなセリフもたくさんカットされてて悲しかったなあ、、、
新しいアニメとして観るならアリだけど
宮沢賢治の銀河鉄道の夜としては
ちょっと納得できない部分が多いなあ。。
もちろんアニメにも伝えたいことはあるはずで
わりといろんな部分に衝撃うけたわたしは
まだそれが分かりきれてないけど
やっぱり何か違う。
ただ原作に忠実になればいいわけでもないし
好きに脚色していいわけでもないし
でもつくる側は何かメッセージを込めるし
それを
アンサンブル、広渡さんは
とてもうまく
ステキに作られたのかなとおもう。
あくまで
わたしがイマイチと感じただけで
このアニメを好きだとおもうひとはたくさんいるとおもうし
それはその人の感覚で、わたしは尊重したいとおもう。絶対否定しない。
もう少し時間をおいて
もう一度観てみようとおもう。
そして
はやく来年また
アンサンブルさんの銀河が観たいな。
そう強くおもう。