政治家や著名人の言動が注目されることが
多いけれど

わたしは
路上でもSNS上でも
著名人でもそうじゃなくても
誰であってもどこであっても
そして
誰に対してでも

ヘイトは絶対に許さない。
そう思っている。




路上で
殺せと叫ぶひとたちがいる。
SNS上には
死ねとか殺せとかそういう文字が溢れている。


議員が
同性愛は異常だとSNSに書き込めば
炎上するけど
レイシストがヘイトデモを行ってもほとんど話題にならない、この現実。



議員の発言が話題になることを
批判したいんじゃない。
もちろんそれも大切なこと。




だけど
今もどこかで
根拠も何もない誹謗中傷に傷つき苦しむひとがいるということ
忘れてはいけないし
絶対にその誹謗中傷に加担しちゃだめだ。見ないふりだって、加担してるのと同じだ。



練馬区議会で
ある議員が、渋谷のパートナーシップ証明に
反対の立場で質問をしたそうで
その中で
結婚は子どもをつくるための制度だから
同性婚は必要ないとか
LGBTに対する人権侵害などないとか
そういう発言をしたらしい。

加藤木桜子さんが
Facebookで報告されていた。


まだ、動画が区のホームページにアップされてないから
正確なところはわからないけど

あまりに
時代錯誤というか

ちょっと情けなくなる。



結婚が子どもをもつためだけなら
そこに愛はないのかと聞きたい。

わたしは
結婚は
その人と一緒にいたいからだとおもう。
子どもをもつ前提なんて
ないとおもう。

その発言した議員に
もし結婚されてるなら、
パートナーへの愛はないのですか?
子どもをもつためだけに一緒にいるのですか?
と、問いたい。


そして、その発言は
同性愛者だけでなく、
子どもをもちたいのに、なかなかできないひとや
子どもをもたないと決めているひとたちのことも
深く傷つけるものであるとおもう。


それに、人権侵害はないって
当事者でもない人間が当たり前のように言えてしまうこの現実がこわい。

わたしだって
LGBTに対する理解のなさは
日々感じる。
大切なひとから、それLGBTの当事者が聞いたら傷つくよって思うこと言われることもある。
そんなとき
これまで出会ったひとたちを想って、わたしも悲しくなる。
きっと当事者はもっともっと、日々理不尽な思いや、ひどい扱いを受けてるとおもう。


それを
当事者じゃない人間が
人権侵害ないなんて
ふざけるなとおもう。




LGBTに対しても
ほかのマイノリティに対しても
本当にひどい誹謗中傷が
日々、されていて
無理解によるものも多くて、親しいひとからの言葉に傷つくことも多いとおもう。
たくさんの心無い言葉に傷つき苦しんでるのに
議員という公の立場にいるひとが
差別や偏見に加担したり、煽ったり、またそれらをないものにすることは本当に腹が立つ。



いろんなひとがいて
いろんな価値観があって
考え方も感覚も選択も多様で
そのすべてがステキだよねって
みんなが思えたらいいのにね。


わたしは、そうであり続けたいし
もし友だちや知人がヘイト発言したときは
それおかしいよ!って、
その発言ちょっと待って!って
言えるようになりたい。






※追記※
この記事で取り上げた練馬区議会での発言は、自民党小泉純二区議によるものでした。
詳細はこちらの東京新聞の記事をご覧ください。