きょうは
初めて、入り口から見て奥のほう
上手側って言えばいいのかな?
舞台用語しらないから
あってるかわからないけど
とにかく
初めて、違う方向から芝居を観た。




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いや
わりと本気で
なんでいままで反対側から観てたんだろうっておもった。


芝居全体を観るなら
断然、きょうの場所からのほうがいい。



あしたも
そっち側から観るぞとおもう。



きょうは
アリョーシカについて。


わたし
アリョーシカがすごく好きだ。



酔っ払ってすごく陽気にふるまうけど
でもほんとは
すごく孤独なんじゃないかなっておもう。


彼はいろいろ叫ぶ。
叫ぶ、叫ぶ!


それを聞くと
“自分のこともひとりの人間として扱ってほしい”という叫びにおもえる。

いや、実際
俺のどこが人様より劣るんだというセリフもある。




手風琴をぷかぷかやる。
それが
わたしには虚しく響いて聞こえる。




コロコロと表情を変え
笑ったり、顔をしかめたり
泣きそうな顔をしたり、、

その表情の豊かさに驚いた。


ステキだとおもった。



それから
前にも書いたけど、クレーシチ!


ここ数日すごく良い。
ただ叫んでるんじゃなくて
言葉に深みが増した、、気がする。


生きようにも生きられねえ
だけじゃない
ほかのセリフもズシリとわたしの心にのしかかる。
聞いてて正直苦しい。
でも
だからこそ、心に残る。


ただ
あくまでわたしの感想だけど
三場のセリフ(わかったな?ってかけてくとこまで)は
叫んだり、押し殺したり
両方のほうがいいとおもう。
本人がどういう感覚でやってるかわからないけど
前はひたすら叫んでて、なんだかイタくて、叫ぶことメインになってる気がした。
いまは、ブブノーフが“悪魔に憑かれたか”と言うほどの変貌ぶりではない。

これミックスしたらいいんじゃないって
ある劇団員とも話してた。


そしたら
もっと深みが増すし、
感情が伝わるとおもう。

偉そうにごめんなさい。



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公演のあとは
白井聡さんによるアフタートークがありました。


白井聡さんは、『永続敗戦論』で有名な方かな。
わたしは、お名前しか聞いたことなかったのですが。恥ずかしながら。

色々なことを話してくださって
メモもたくさんとったのですが
その中でも特に印象に残ったお話は
“工場を開いても、それだけでは誰も労働者はいない。浮浪人というものを作るところから始める。”というもの。
まさに目からウロコ!
なるほどなあというかんじでした。

それから
これは白井聡さんの言葉ではなく
演出の三由さんの言葉ですが
“経済は発展のためでなく、人間の幸せのため”というのが、とても印象的でした。(多少言葉違いますが)




あと2日。
早すぎて、気持ちが追いついてないけど
どう足掻いてもあと2日。

後悔は絶対しないように。


芝居と向き合いたい。