東京演劇アンサンブルさんの「はらっぱのおはなし」が
4月4日と5日にあった。



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あたしは
3回公演あって、3回とも見て
皆勤賞だねとか、からかわれてしまったけれど
本当にそのくらい見たくなるステキな芝居だった。


それで
あたしは去年も見ていて
ブログ書いてたから
いったいどんなこと書いてたんだろうって読み返してみたら

うん、今回感じたことと違うね!


参考までに去年のブログ






今回あたしは
役者さん個人よりも、セリフが印象に残った。
誰かの歌がよかったとか、表情がよかったとかじゃなくて
セリフが心に響いた。
もちろん歌とか表情もよかったけど。



オニグモじいさんのセリフは
重みがあって、スッと心の中に入ってきた。


生まれるがキレイ
生きてゆくがキレイ


ああ、そうだよなと思った。



あたしはずっと
自分の生きる価値や意味を、探していた。


誰かに必要だって言ってもらわないと
生きてる意味なんて、ないと思っていた。

それに
価値や意味なんて簡単にはわからないし
その時の自分の調子や考え方で
それはグラグラする。


だからあたしは
あんまり、自分が生きていることを
肯定的に捉えられずにいた。


けれど、ハッとした。


誰かに、価値があるって言われなくても
生まれてきたこと、いま生きていること
それだけでもう十分ステキなんだなって思った。


大切なこと、忘れていたと思った。



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あたしは
専門的なことはわからないから
うまい言葉で言えないけど

今回は
役者さんみんなが
芯というか、軸というか
何かスッとしていて
中心にぐらつかないものがあって
だから
すごく心に響いたし
目に見える表情ではなく、言葉があたしの中に残ったのだと思う。



それって
すごくステキなことだ。




そして、それぞれがお互いを信頼しているというか
決してバラバラになることがない
確かなつながりがそこにはあって、

息が合っていて


美しい芝居だと、心から思った。



もちろん細かいことを言えば
音外したとか
そういうことはあったと思う。
ハプニングだってあった。



けれどあたしは
人の心が動く芝居が1番ステキだと思う。


だからか、今回
そういう部分はあまり気にならなかった。

それに
ハプニングがあっても
それとわからないようにしていて
ハプニングによってそのあとの芝居が乱れることもなく
あーすごいなとおもった。




今回の芝居は
つまり、誰かが突出してよかったということはなかったのだ。

みんなそれぞれ個性があって
キラキラと輝き
その虫そのものであった。


わるわるバッタも、カナブンオヤブンも、オニグモじいさんも
雨ふりのチョウもくわはちも、、
みんなステキでだいすきだった。




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最後に、オニグモじいさんのつゆ玉の話について書きたい。


あたしは
前回見た時もあのシーンがスキだったらしい笑


ハンドベルが美しいし
オニグモじいさんの落ち着いた歌声はステキだし
内容もほっこりするし


何度聴いてもスキだ


頭から離れないくらい笑


そして、なんだか目の前に
つゆ玉が浮かんでいるような、そんな気がした。




本当にあたしはこの芝居がだいすきになった。


実は、、

音楽劇だし、おやこ劇場だし
だから内容優しいしー

とか思ってたけど
ほんとごめんなさいってかんじ。


この芝居から学ぶことは多かった。
忘れていたことが、たくさんあった。
それに気づかせてくれた。




3回見れたこと
心から嬉しく思う。


またやる時は絶対見たい!


来年もやってほしいな(*´︶`*)♡



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次は、研究生公演!


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『アンチゴーヌ』

作:ジャン・アヌイ

翻訳:芥川比呂志

演出:志賀澤子


4月25日(土)19:00~

4月26日(日)14:00~


※開場は開演の30分前

※要予約


場所:ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線「武蔵関駅」徒歩7分)


入場無料・全席自由


*CAST*

クレオン王 小田勇輔

アンチゴーヌ 星野瑠莉

イスメーヌ 大竹史織

エモン 上原和幸

衛兵 永濱渉


ご予約は劇団事務所(電話03-3920-5232・メールticket@tee.co.jp)まで


チラシはこちら


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また、ステキな芝居に出会えることを

楽しみにしている。