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幸せお茶漬け




おひとり様お夕食は手抜き...でもあります。



大好きなお茶漬けを頂けて幸せなのです。



たまには...ね!






お茶漬けの歴史


お茶漬けの始まりは、番茶や煎茶が普及し、茶が庶民の嗜好品として定着した江戸時代中期以降と言われているそうです。


煎茶には若干のグルタミン酸ナトリウム(旨み成分)が含まれており、煎茶独特の芳香と相まって白湯を掛ける湯漬けより美味。


但し、庶民においては番茶をかけるのが一般的であったそうです。


今日の茶漬けの直接の始祖は、当時商家に奉公していた使用人(奉公人)らが、その仕事の合間に食事を極めて迅速に済ませる為にとった食事法であると言われており、当時の奉公人らは1日の殆どを労働に充てており、また食事時間も上役に管理されていたため、自然とこのような食事形態が続いた。


奉公先の質素な食事の中で漬け物は、奉公人にとって自由に摂れるほぼ唯一の副菜(おかず)であり、巨大なサイズの大鉢などに山のように盛られることが多かったそう。


そのことも茶漬けという食形態の定着に大いに関係したと推測されています。


未だ現在のように炊き上がった飯を保温する技術が無かったこともあり、冷えてしまった飯を美味しく食べる手段として、また手早く食事を済ませる手段として、湯漬けなどと同様にお茶漬けはその利便性から非常に重宝され普及したそうです。


また元禄時代の頃より茶漬けを出す店として「茶漬屋」も出現し、庶民のファストフードとして広く親しまれたそうです。