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NFLはアメリカ発祥のスポーツで、

スーパーボウルはその頂点=

「アメリカの中のアメリカ」を

象徴する舞台。

そこでbad bunnyにパフォーマンスを

させたこと自体が、

もう強烈なメッセージだと思う。

彼はプエルトリコ出身で、

アメリカの領地なのに、

今のアメリカ社会では

「排除されがち」な立場に置かれやすい存在。

でも彼は、その舞台でスペイン語を使い、

ラテンの文化、ダンス、愛を前面に出した。

「アメリカは一つの文化じゃない。

排除できるものなんてない」

という主張を、言葉じゃなく表現で

叩きつけてきた感じ。

そこにレディー・ガガという

“アメリカのアイコン”を重ねたのも意味深い。

彼女も移民のルーツを持つ存在で、

サルサ調で歌うことで

「これもアメリカだよ」と示していた。

タコスタンド、結婚式、音楽、全部が

“みんなのもの”。

政治が分断や排除に向かっている今だからこそ、

「アメリカは自由で、愛があって、

多様性を尊重する場所だ」

というメッセージとして受け取った。

日本で言うなら、「いろいろあっても、

正月や神様を大切にする根っこの部分は

忘れないで」と言われている感覚に近いかも。

私はこれを、愛でできた、

めちゃくちゃアーティスティックな

表現だと思った。正直、かなり美しかったし、

勇気ある表現だったと思う。

 

 

相当余談だけど、上司とこの

ハーフタイムショーについて、

話してたときに、

彼女はラテンをルーツに持つ人で、

より一層思いがあり、もはや、
「ショーをメインにしたらいい」

といっていたので、

一応突っ込んでみた。
「そうなるとハーフタイムショー

じゃなくて、

ただのショーだよね」

 

そしたら、


「そうそう、人はそれを

コンサートと呼ぶ」

訂正しない。
回収しない。
オチもつけない。

日本なら、ここでツッコミが

入って話は終わる。
でもアメリカでは、

ズレたまま次に行く。
それで成立してしまう。

アメリカは、ボケにボケを

重ねて返してくる。

本人もわかってる。
「今、自分ボケてるよね?」って。
でも、あえて直さない。
むしろ、もう一段ズラす。

ボケを直さない社会。
ボケを回収しない会話。
それでも成立する空気。

それが、アメリカのコミュニケーション。

 

とても深いようで、とても浅い、

だけどとても深い。

 

歴史が浅いのに、

入りくんでるアメリカ。

四半世紀ぶりに思った、

好きだわ、この国。