・考えるのをやめる（思考停止）
・現実を見たくない（娯楽やギャンブルに没入）
・幻想に支配されててなにも考えたくない（マトリックスの中）
・ぼーっとしたまま何もしない（テレビから離れない）
・未来のことも社会の問題も見ない（諦め）
これって、なんのことかわかりますか？
これは人間の
「中間意識」とよばれるものです。
（星よみの講座より）
社会を支えている人間の
意識の仕組みには、
次のものがあります。
・上意識
・中間意識
・下意識
です。
これらは私たち人間が
生物の生存という
原始的な領域で
本能的に生まれた意識です。
本能ですから、けっこう強固で
今の時代でも無意識に
働いています。
それぞれの意識を
ざっくり説明すると
・上意識 「拡大」
上の立場に立つ、身を守るという本能の意識
・下意識 「縮小」
弱者になることで、守ってもらうというポジション
・中間意識 「停滞」
常に周囲に紛れることで、身を守る本能の意識
この本能の
社会における割合は
「2：6：2」といわれています。
全体の２割が「上意識」層
６割が「中間意識」
残り２割が「下意識」
これは会社などの組織でも
同じだそうです。
この中で、いちばん「洗脳」
にかかりやすいのは
「中間意識」のひとといわれています。
洗脳にかかりやすい性質として
・環境に対するストレスがあり
・疲れていて（働きすぎ）
・疑うことをしない（信じようとする）
・断るのが苦手
・居場所が欲しい
というものがあり、最後の
「居場所を求める氣もち」
が強いのは
「中間意識」のひとです。
「中間意識」の人は
一般常識、というものを
信仰しています。
なぜなら皆が同じように
信じているからです。
周囲と同じように
目立たないようにする
まぎれていれば安心
という「中間意識」の本能が
働くからです。
時代によってはこれで
問題なく生存できました。
でも今の時代
一般常識で生きづらく感じ
疑問を感じている人が
多くありませんか？
そういう時に現れたのが
「陰謀論」です。
これは「コロナ」という
強力な現象のあと押しで
強い説得力を持って
新しい「真実」として
席巻し始めています。
陰謀論の動画にはまり「まるで別人に」
（9/14 読売新聞オンラインより）
そんな記事が最近目につきます。
この現象は、新興宗教が
世間を騒がせた時と
なんら変わりありません。
「宗教」が「陰謀論」に
変わっただけです。
信じる対象を
一般常識から陰謀論に
変えたとしても
「中間意識」のままなら
それはあらたな
「洗脳」といえます。
（もちろん「中間意識」のひとは
「一般常識」に洗脳されているわけですが）
ここでいいたいのは
「一般常識」のウソでも
「陰謀論」の真実でも
ありません。
こういう３層の意識を
私たちは本能として持っている
と知ることです。
自分がどの層にいて
どの意識で世界を見ているか
そこを知るだけでも
まわりを見る感覚が違ってきます。
「目覚めた！」
と思っていたら
またあらたな「マトリックス」
の中にいた。
少なくとも
わたしはなりたくありません。