本場スペインでの夕食は早くて8時から、通常9時から始まる。

東京では6時前後に食事を取ることが多い二人は、スペイン旅行中はいつもおなかぺこぺこということなる。

古城や修道院を改装したパラドールで戴くお食事は、雰囲気も相俟ってすばらしいものとなり、未だにハズレがない。1ヶ月前に訪れたスペイン北部の“パラドール・デ・カルドナ”のイベリコ産生ハムやチョリソーの味と、あの空気を脳裏に蘇らせたくて、今夜はスペイン料理に行くことになった。


「ね、電話してくれる?」と、読書の本を置いて、ペペはなんだか嬉しげな声でメルセに携帯電話を渡した。


「それって、カーサの予約?」と、PCキーボードの手を止めて、「私も今日あたり行きたいなぁと思っていたのよ」と、微笑んだ。


今までまったく別のことをしていたのに、同時に同じ話題を持ち出す。相手が言いそうなことがわかる。自分が気になっているがあえて言葉に出さないことを、何の前触れもなく相手が話し出す。その頻度がここ1年急激に増えてきた。それが年月というものなのか。


原始人のように、言葉ではなく、見えない何かが飛び交っている感覚。。。


こんな風にぴったり合うまでに、どれだけ遠回りして、お互いを傷つけたりしたのだろう。


愛は先人の知恵を借りて、間違いなく無駄なく進めるなんてことできない。

愛は自分達で学習していくもの。

年の差カップルは愛を貫くには、人並み以上に覚悟が必要。

ワタシなんかまだまだだけど。。。

今日は病院のはしご。

午前中は実家の母とJ病院

なんといってもここは予約診察なのに朝の7時に診察カードを入れて順番をとらなくちゃならないから、早朝から大仕事。

急ぎ帰宅し、今度はペペと別のK病院へ~

今まで人並みはずれて元気いっぱい、

前日深酒しても朝から歌を歌っちゃうほどだったけど、

70歳を過ぎてよる年波に勝てず、調子悪くて検査です。

まだ、シビアなことないから結構呑気なワタシ・・・

愛はお金で買えないけど

愛の持続にはお金が必要

といつも言っているワタシ。

ここでひとつ付け加えます。

愛を貫くには意地と根性も必須です。

20歳の頃、会った途端、今日の出来事を機関銃のように話すワタシに、

「最初に、言うことないの?」とペペ。

???・・・わかんないワタシ。

「愛してるよ」

あっ、そっか。「愛しているわ」


あれから、もうすぐ30年。

朝に夕に 「愛してるよ」 「愛しているわ」

と、70歳代ペペ爺と言い合っている。



ペペから始めてプレゼントしてもらった音楽テープ(1970年代だからテープ?!)は

モーツアルトのピアノ協奏曲20番でした。


当時、ペペはワタシに恋に落ちてくれて、

周囲の人から、「癌」じゃないかって、心配されたほど痩せた。。。

頭の中には、この20番がグルグル・グ ル グ ル 回っていたらしい。


それが今では、高血糖・高脂血症・高年齢ってワケです。


今年はモーツアルト・イヤーだから、

チェコ国立ブルノ歌劇場のコンサートのチケットを入手しています。


モーツアルト


2005年初夏にウィーンのモーツアルト・ハウスを訪ねました。


今でも、カーステレオから偶然この曲が流れたりすると

ド・キ・ド・キ します 


今年の冬は寒い 

東京生まれで、低体温・低血圧のワタシは寒さに弱くて困りました。

寒い上に、株価の最近の調整に、もう泣きたい位です  


寒くて、体の芯まで冷えると決まって思い出すのは、

21歳の時にペペと行った京都の雪の三千院・寂光院。

門前で頂いた甘酒の温まったこと 


あの頃ははちきれるほどの若さで、誰でもまぶしく光る年頃だから、

「お嬢さんですか?」と言われる事もしばしば。。。


ところが、最近はそうは言ってもらえない。

なぜ

最近気づきました。


倍率なのです。


あの頃はワタシの年の2倍以上だったぺぺの年齢が

なんと今は1.5倍になってしまった。

年齢差は変わらないのにね。


それで、今では「奥さん」としか言われなくなってしまった。

若い時とは、態度も違うからかしらん。


ドラマチックなドラマは追々アップしていきます。

どうぞよろしく