私の生命が母の中で誕生した
1973年


ウェストコーストロックを確立したEaglesの
二作目が産声を上げた。


Glenn FreyとDon Henleyの最強作家コンビが誕生したのも
このアルバムからである。


後に「HOTEL CALIFORNIA」という
歴史的名盤を世に放つ彼らだが
個人的にはこのコンセプトアルバムが一番のお気に入りである。


アルバムとしては
DoolinとDaltonという銀行強盗を主人公とした
一つのストーリーになっているので
情景を思い浮かべながら楽しむこともできるし


何より、1曲目の「Doolin-Dalton」から
5曲目の「Desperado」までの流れは完璧すぎる。


アコースティック・ギターとハーモニカのイントロで始まり
哀愁漂う曲からスタートするのだが、


「Out Of Control」で荒っぽく歌いあげたかと思えば


「Tequila Sunrise」での気だるいヴォーカルは
虚しさをを見事に表現している。


そしてアルバムタイトルともなった「Desperado」


まともな人生を歩むように諭している曲だが、
Glenn Freyのせつない声が
心に響く。


まさにお腹の中に居た時に
こんな曲がリリースされようとは・・・。



歳を重ねるごとに
この歌詞が重くのしかかる。


まともに生きているつもりでいても

日々目の前の出来事を消化するだけで


後悔もあれば
この先の人生への不安もたくさんある。


時は待ってくれず


帰路に立たされる度に
どの道を選べば自分の人生がまともになるのか
悩みつつも


足を踏み出すしかない。


もしくはその逆で
数ある失敗や後悔から学び
足を踏み出せずにいることもある。


Now it seems to me, some fine things
Have been laid upon your table.
But you only want the ones
That you can't get.


たくさんある幸せが近くにあることに慣れ
手に入らないものを望むのが人生なのかもしれない。



この歌を聴くたびに想う。


生きよう・・・
思いのままに生きよう


進もう・・・
思ったままに進もう


他人からみれば
いい加減に見えるかもしれない。


わがままだと思われるかもしれない。


でも、
立ち止まったままではいたくない。


振り返って後悔に涙を流し続けたくもない。



たった一度の人生


私が
私としてこの世に生まれてきたからには


いくつになっても
死ぬまで
ふとした時に思い出すだろう。



before it's too late....


この言葉さえあれば
救われる気がする。


さ、前にすすも。