この秋のドラマで「フリーター家を買う」だけは毎回見ている。



就職できずに道路工事のバイトを嫌々するフリーターに嵐の二宮君



姉に井川遙



父役に竹中直人



父と息子がやたら対立し口論する。



どうしようもなく嫌な感じの親父なのだが



息子との喧嘩の際の台詞と



ハローワークの担当者役の台詞が



求人採用する側の立場としては



つい「そうだよねえ。そのとおり。」と独り言が出てしまう。



面接に訪れる多くの就職希望者が、



自分の能力スキルは度外視して



給料や雇用条件などを優先し仕事を選びすぎると感じています。



時にこちらがキレたくなるほど自己中だと感じる場合があるのです。



①自分の理想の仕事で ②理想の給料がもらえれば それが良いに決まっている。



しかし、そんな風に仕事を選択できる飛び抜けた優秀な人はごくごくわずかです。



じゃあ、①を優先するか?②を優先するか?



多くの人は、①も②もあきらめて今の仕事をしているかもしれない。



目標に向かい戦い続けるか?



どこかで妥協するか?



いや、目標さえ見失っているか?



私自身も気付いたら今の仕事をしていました。



最初から希望したわけではない。



流れに逆らい背を向けて生きているつもりが



思い切り流れに身を任せて流されていたようです。



でも、それでそれなりに、今、幸せです。



二宮君演じる主役も嫌々働く土建屋さんに最後は正規雇用され正社員になるような気がします。



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子供が生まれた時の親の感情もこんな感じでしょうか?



生まれたばかりは、自分の子供を世界で一番美形でしかも天才に違いないと思う。



他の子より一日早く笑った、ハイハイした、歩いた、しゃべった、



文字を人より早く覚えた。



でもその辺から一つずつ親はため息と共に諦める作業に入る。



超天才と思ったが、普通の天才かもしれない。



嫌、天才ではないな、でも、松井秀樹にはなりそうな気がする。



松井秀樹は無理だけど



Jリーグならいけるかも



東大は無理っぽいが、



そこそこならば・・・・・・・・・・・



最後は、健康で幸せに生きてくれれば良いか



性格の優しい子に育ったし



きっと私の両親もそんな風に感情が変化していったのでしょう。



そうとう大人になってから母に言われたことがあります。



「本当にあんたの育て方失敗したわ!」



面と向かって言われても今更過去は修正できませんしねえ。



残念なのはお互い様です。