腕枕を避けて

寝違いや睡眠不足を回避しようと

広いベッドの端っこの方に

離れて寝る作戦を取った夜の続きです



寝ている間も

無意識か意識的か腕の中に

抱きしめられるのは

とても幸せなことです


でも寝違いや睡眠不足を回避できて

隣で時々彼の寝顔を見たり

寝息を聞いたりしながら

自分も安眠できるならなお幸せ


なんて思いながらすっかり安眠していました

カーテンの隙間から朝日が入るころ

ふと気配を感じて目を開けると

都築さんが私を眺めていました

ベッドの端っこで寝ていた私に

大分近づいて 笑


「おはよう もう起きてたの」

「おはよう ゆっくり寝られたから

早めに目が覚めた 

いや 朝早いのは歳だからかな 笑」

「まだ5時前なんだ 私もうちょっと寝たい」

「うん いいよ」


もう一回うつ伏せになって目を閉じると

彼の温かい手で

首 肩 肩甲骨 背中 腰

といいところを押さえる

マッサージが始まりました


オトナですから

男性が朝からただのご奉仕で

マッサージをしてくれるなんてことは

ないってわかります 

いくらスーパー優しい都築さんでもね 笑


でも気持ちがちゃんと向き合えている時は

そんな下心見え見えのアプローチですら

嫌じゃないのです

(気持ちが向き合えていない時は

ひたすらウザく感じますよね)


そして彼の場合は

下心が溢れすぎて

おざなりで性急なマッサージになることなく

一応ちゃんとツボを押さえたマッサージを

ゆっくりしてくれた上で

さりげなくするりと下着を脱がされました


そこからたっぷり時間をかけて

なが〜い朝の逆襲

私が気持ちいいように

私が好きなように

してってお願いしたこと

しないでってお願いしたこと

言って欲しいと思っていた言葉

全部叶えてくれました



シャワーを浴びて朝食を摂りに

レストランへ行く時

普段使わない足腰の筋肉や関節を

使ったからなのか

だるーくなっていました

幸せな倦怠感を纏った週末の朝でした