※この記事は2021年投稿分の再投稿です。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

(2019年1月 / 2回目のキューバ滞在🇨🇺 ・ キューバ彼と16日間の同棲?中)

 

 

「お金目的ではないか?」と疑っていた私に対して、そうではないと証明する為に彼が私に持ってきたお金(彼の給料1ヶ月分)で、私達はしばらくの間生活していた。

 

食事もタクシーもあちこち遊びに行くお金も、すべて彼が支払ってくれた。

その間、私は一度も財布を開けなかった。

 

 

 

ところがある日、彼が突然こう言った。

 

「家に服を取りに行くから、タクシー代ちょうだい」

 

(↑彼は私のcasaにずっと泊まっていたので洗濯物を交換しに行きたいという事)

 

 

 

「は??」

 

「あなたのお金は?」

 

「もうない」

 

「えぇ?!」

 

 

🇨🇺

 

 

彼が持ってきたお金は、日本円にして約15000円。

キューバ平均月収の5倍ほど。

 

それをあっという間に使い切ってしまったのだった。

(記憶が曖昧だが5日間くらいで)

 

 

「ハバナの物価は高いんだよ。毎日二人で外食してタクシーに乗っていたんだから、なくなるのは当たり前だよ」

 

 

・・・まあ、考えてみればそうだけど。。

 

でもなんで急に、今度は私がお金出して当然みたいな態度になってるわけ?!

 

 

🇨🇺

 

 

ハバナの物価は、観光客向けのレストランやタクシーは日本と同じかそれ以上。

庶民向け食堂は1食200円ほど。

庶民向け乗合いタクシー(マキナ)は40〜80円ほどだが、単独で乗るタクシーは庶民向けでも確か600円〜だった。

 

 

彼は私と再会してから張り切ってレストランに連れて行き、ケーキやアイスやハンバーガーを買ってくれたりと、バンバンお金を使っていた。

5日ほどでなくなるのは、考えてみれば当然だった。

 

となると、ここから先の10日間は、すべて私が支払わなければならないという事だ。

 

 

🇨🇺

 

 

私の16日間の滞在に対して15000円(給料1ヶ月分)も持ってきてくれた事は、やはり彼の誠意だったのだと思う。

 

もし、普通に割り勘にして彼の分だけそのお金で支払ってくれていたなら、こんなに不自然な事にはならなかった。

 

しかし最初だけバーーーっと奢ってくれて、無くなったからあとはよろしく!となると、こちらの感じ方が随分違ってしまう。

 

 

せっかく1ヶ月分の給料を持ってきてカッコつけたはずなのに、一気に台無しだ。

 

 

この時の彼の態度や、もう覚えていないがここまでの数日間に感じた事などから、

私はこの時、別れようと思ったのだった。

 

 

🇨🇺

 

 

「じゃあ、ここから先は全部(あなたの分も)私が支払わなきゃいけないの?」

 

「・・・・」

 

 

私はしばらく考えた後、こう言った。

 

 

「ここに15000円あるから、これを持って帰って。

私はもうあなたと一緒にいたくない」

 

 

「なんでだよ?!嫌だよ!!」

 

 

「言葉だって通じないし、やっぱり無理だよ。もう疲れた。」

 

 

詳しい会話の内容は忘れてしまったが、こんなやり取りを繰り返した。

 

 

しかし、彼は拒否し続けた。

 

 

「俺がお金目的の男なら、その15000円を持って今すぐ帰るだろう」

「君のiphoneを盗む事だってできる」

「でも俺はそうしない」

「俺は君と一緒にいたいんだ!」

 

 

🇨🇺

 

 

こんな問答を繰り返した末、結局、私が折れる事になった。

 

 

” 急に一人になっても、あと10日も何したらいいかわからないし。。。

もうしばらく一緒にいてみるか・・・”

 

 

 

最初から割り勘にしてくれていれば、15日間の彼の食費くらいには足りたのに。

 

 

もしくは最初に、「これは僕の1ヶ月分の給料だけど、ハバナで観光するには足りないと思う。でも僕の食費分として君に渡しておくよ」とか言ってくれていたら、私も理解できたはずだ。足りなくなっても別に文句は言わない。

 

 

そもそもお金の価値が違いすぎる国の人間同士なのだから、何もかもフィフティーフィフティーにしろとか、男だから払えとか、そういうつもりはない。

ただ、「私のお金をあてにする」という気持ちがあるなら付き合いたくない、という事なのだ。

 

 

彼はそうではないと証明する為に給料1ヶ月分を持ってきたのだが、

こんな経緯から結局途中からすべての支払いを私がするという形になってしまった。

 

 

トータルでは私だけが支払っているわけではないけれども、なんだかイヤ。

 

 

彼は無理してイイ所を見せようとして、結局一番カッコ悪い結果になったのだった。

 

 

 

〜つづく〜

 

 

image

(庶民食堂にて200円ほどの定食。ハバナ・セントロ地区)