季節はあまねく過ぎ去り、あまねく巡り来る。
その動きは目に見えてはいても、実感出来るのは瞬く間だったりします。

今春も例年のごとく桜が街並みに色を付け、東の方向に無愛想に落ちていた夕陽も、いつの間にか西に振れ進み、日も長くなっています。

昨日の夕刻の実家からの帰り途、数ヶ月振りに堺市の臨海部に春の海を眺めに立ち寄りました。
昨年末に訪れて、奇遇にもイルカたちを目撃した「海とのふれあい広場」は閉門(9:00~17:00迄)していたので、その手前の築港八幡町辺りを散策してみると、砂浜が視界に入って来ました。

「※堺浜自然再生ふれあいビーチ」という、無駄に長ったらしい名称が付いていますが、延長わずか200メートル足らずの人工の砂浜です。
設置されている案内表示によると、▶️堺市の臨海部の生物多様性の保全・再生に向けた「実験」の場… との内容ですが、辺りには波に打ち上げられたおびただしいゴミの類いが散乱している状態で、とても定期的に清掃管理している様子もない。(苦笑)

それでもやはり、海との距離感がグラデーションのように穏やかに縮まる砂浜に接すると、両親の故郷の国東(大分県)の海の姿を想い、心も和らぎます。
靴底を徐に沈ませながら、今では希少な堺の浜を踏みしめて歩きました。

日中は汗ばむ陽気でも、さすがにこの時間帯になるとまだまだ肌寒く、子供たちの春休みの終わりも間際の平日(金曜日)のせいか、辺りには自分以外の人影は見当たりません。
もっとも、ここは街中からはかなり外れた僻地(広大な埋め立て地)なので、車以外ではなかなか気軽に足を運べないという事情もあるでしょう。
人知れずの砂浜というところですね。


▼2019年4月5日(金曜日)18:12~

▼2019年4月5日(金曜日)18:14~

^※
2013年4月にオープン