⏩知識は非常にたくさん知っていると誇り、知恵はなんにも知らないとへりくだる。

…※ウィリアム・クーパー(イギリスの※ロマン主義の先駆的な詩人)


その人となりは…巷によく見かけるパターンのご老人に過ぎない。規格外なユニークさはありません。

あれはアカン、これはダメ、何かにつけて噛みつく元気があるうちは、人はまだ幸せかも知れない。
しかし、※言ってるうちが花なれど、見ず知らずの他人が集まる場では、言わぬが花という配慮の気持ちを忘れてしまった人は、往々にしてトラブルの火種になり、不快な空気を撒き散らします。

いや、多少の文句の垂れ流しくらいで腹立ちを覚えるほど、自分も同じ穴の何とやらでもない。(笑)
実際、ご老人もよく喋るだけあって、少なからず愛想はいいし思いやりもある方ので誤解なきように。
きっと、※判官贔屓の傾向が強いだけなのでしょう。
ただやはり、それでは詰まる所の説得力に欠けるし、※漱石曰くの “情に棹(さお)させば流される” 。

年老いて尚、※怒れる若者の気概を発揮することが出来る人がいれば、それはもう皮肉もなしに見上げたものです。
いくつになっても純粋な疑問からもたらされる怒りはハングリー精神を呼び覚まし、そのエナジーは周りにも活力を与える。
でも、ただ感情の言いなりのように喚き喋り倒すだけの老人など、見下げ果てたる文字通りの老害でしかない。

▶️「あれはなあ、実は裏ではこういう事なんやで…」 と、したり顔で真しやかに語る内容の数々は、いわんや知識ではなく、気ままに得た精査に乏しい情報の無駄なひけらかし(思い上がり)だったり、個人の見苦しい感情論(コンプレックス)の類いが目立ち過ぎて、その無責任さを見るにつけ投げられるにつけ、不愉快なダメージが遺されるのです。


^※
【ウィリアム・クーパー(William Cowper:1731年~1800年)】
▼Wikipedia

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【ロマン主義(Romanticism)】
▼Wikipedia

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文脈から、口が回るだけ達者な証拠、花が咲くうちは目出度い(能天気)と捉えられますが、本来の意味では「言ってもらえるうちが花」…色々と言ってもらえるのは、気に掛けてくれている(関心を持ってくれている)からで、何も言われなくなったら、見捨てられたも同然。
色々と言われるのは、うるさく感じるものですが、時には向き合って聞く耳を持ちなさいという戒めの言葉です。

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【判官贔屓(ほうがんびいき】
客観的な視点を欠いた同情や哀惜の心情のことであり、さらには「弱い立場に置かれている者に対しては、あえて冷静に理非曲直を正そうとしないで、同情を寄せてしまう」心理現象を指す。
▼Wikipedia

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【夏目漱石(なつめそうせき:1867年~1916年)
)】
▼Wikipedia

⏩知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。…【夏目漱石 著:「草枕」冒頭より】

「棹さす」は、よく「流れに逆らう」と誤解されますが、正しくは「棹を水底につきさして舟を進める」で、つまりここは「感情の方面に(感情にまかせて)突き進む」という意味でしょう。 …【飯間浩明 著:遊ぶ日本語 不思議な日本語(岩波アクティブ新書)より】

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【怒れる若者たち(いかれるわかものたち:Angry Young Men)】
1950年代から 60年代初期にかけて活動した一群のイギリスの作家たちに与えられた名称。
▼ブリタニカ国際大百科事典



♪「黒く塗りつぶせ(Live)」:矢沢永吉






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