⏩うんざりさせるための秘訣は、何でもかんでも喋ることである。

…※ヴォルテール(フランスの哲学者、文学者、歴史家)


お年の頃なら七十凸凹…容貌でお見受けすると、かなり老け込んだキャラクター… 元より、年齢や人物像については然したる興味もないというのが正直なところなのです。
まず自分は、気持ちの風通しを動機にこの波止場に来ているだけなので、誰か彼かとの人間関係を築く気持ちなど欠片もない。

それでも日頃に鑑みて、概して年季の入った老人の風貌には自ずと味わい深さが備わり、イマジネーション(背景)も膨らむものなのですが、いつもの自分にありがちな “スケッチしてみたい” という好奇心が働かなかった以上は、言い方は悪いのですが存在感や魅力を感じなかったということ。
男の生きざまは年齢と共に顔に表れると言われますが、直感的にその方の風貌を見て、その人となりのパターンを嗅ぎとっていたように思います。

とにかく、よく喋るご老人なんですよね。
それも楽しく痛快な話題であれば問題もないのですが、顔を合わせれば挨拶代わりにブツクサと世の中への不平不満を垂れ流すというボヤキ癖が十八番。
悪気はないことも判るんですよ。無駄話が止まらないご老人なんて物珍しくもない。こちらが全てを聞き流せば済む話。
にも関わらず、後にも先にも最中にも、不愉快な印象しか残らないというのも罪な口先です。

好物のお題はいつも政治的な事柄に終始の見境もなく、それがまた某A新聞の社説の受け売りの如く、口先だけなので薄っぺらく只々滑稽。

▶️「いっぺんな、一言ゆーたろ思うてな、ワッハッハ!」
▶️「誰それに文句言うたったんや、ワッハッハ!」
▶️「頭きたさかいに怒鳴り散らしたったんや、ワッハッハ!」

一見、虚ろで気弱な人畜無害を装おった風貌からは想像も出来ない “べらんめえ無鉄砲” 気取りですが、似非なる正義漢や毒舌擬きの強がりが透けて見えるだけで、他人の傍から見ても恥ずかしくなるくらい格好悪い。
やはり観るからに、イイお年を召されて状況判断という意識(頭)がお留守になっているからでしょう。

或る作家の言葉にもあります。

⏩うっかり口を滑らせないためには、次の5つの事に注意を払いなさい。
1…あなたの喋っている相手は誰か。
2…あなたは誰について喋っているのか。
3…またどんなふうに、
4…どんな時に、
5…どんな場所で喋っているのかを。

ここはプロパガンダをやらかす独擅場(どくせんじょう)ではないし、身内の集まりでもない。
皆それぞれ、ロケーションに心を緩めたり、ウォーキングがてらに夕涼みに来たり、一時の気晴らしを求めて来ているんですよね。

やれ天皇制はアカンだの、政治家に役所の連中はバカだの、いちいち森羅万象に対して文句をぶつけるのはインネン屋さん(クレーマー)の勝手でも、こちらに同意を乞われたところで、んなもん知らんがな。

決して、自分も虫の居所が悪かったというわけではないのですが、終いには…▶️「えーかげんにしなはれや」と、ついうっかり釣られて素の怒りの表情を見せてしまいました。(苦笑)


^※
【ヴォルテール / フランソワ=マリー・アルエ(Voltaire / François-Marie Arouet:1694年~1778年)
▼Wikipedia



♪「Get Out Of My Life」:Paul Oakenfold





★動画、及び添付のドローイングは、本文の内容に関わり合うような意味はありません。