ある世界的なスポーツ大会が半世紀ぶりに日本で開催されることになり、その公式エンブレム(シンボルマーク)のデザインに盗作疑惑が持ち上がって、かなりの騒動が巻き起こったのも今は昔...と、簡単に片付けられないくらいに、その見苦しい痕跡は、インターネット上に散乱したまま残り続けています。
やれ何処其処のレストランの看板や店構えがうちのパクりだのヘチマだの、そういうトラブルは最近にはじまった話でもないのですが、世界中の至る所に “search & destroy” の無慈悲な目線が光っている今の時代、昔は今が日常茶飯事に再現されます。
クリエイティヴィティに関して、何が盗作で誰が真似したか、引用のアレンジにオマージュのトリビュート等、デリケートな言い回しで言い逃れや居直りも利くので、その様がタチが悪い分、避難の声にも容赦がありません。
“パクる = サノる” などと揶揄された、無様な造語まで一般にヒラメかせる始末に至った騒動の流れなどはどうでもいい事なのですが、真偽に対して当事者が見せた顔色には、興味深い印象を受けました。
「模倣や盗作は断じてしていないことを、誓って申し上げます。」...という言い訳のパターンまる出しの声明には、相違はないのでしょう。泥を吐いたのです。
面白かったのは、自分の嗅覚が、その発言内容はもとより、憮然とした面持ちで殺気さえ漲る当事者の夜叉の目付きに、何の臭いも感じなかったことです。
実際、自分も学生時代にはグラフィック・デザインの過程を学んだ身なので、その当事者の代表作の数々を閲覧してみました。
商業デザインに特化したスタイル上、無難な仕上がりの様は当然なのですが、余りにも全てにパッション(元気や躍動感)の片鱗も見えず、無味無臭。
日本のデザインの歴史を紐解けば、そういう敢えて無味乾燥に徹したスタイルが持て囃された時代もありました。
そう、半世紀昔に日本で初めて開催されたオリンピック大会の、あのエンブレムに、当時のデザイン現場の空気が匂います。
当事者曰く、かつてのエンブレムのDNAを引き継いで云々...リバイバルを狙ったという含みが付きましたが、お世辞にもモダンとは言えず、日本のデザイン業界の体質(中枢)は甚だ時代錯誤で年寄り臭く、相変わらず保守的なんだなぁ...と、呆れたものです。
商業デザ...
話が長くなりそうなので、続きは明日に持ち越します。
お腹が鳴るので早めの夕食に...
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【オリンピックエンブレム】
▼Wikipedia
http://goo.gl/qGGQr3
♪「Back & Forth」:Aaliyah
http://youtu.be/a02dBbBGSPg


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