俗世間の雑音など寄せ付けない、孤高の求道者でもない自分は、もちろん人並みの人間に違いはありません。
だから、いくら周りを気にせず自分に集中力を傾けたところで、気も散れば心が乱れることもあります。


“お金がものを言う時には、真理は黙りこむ(作者不詳)”

...という俚諺を持ち出すのも少々オーバーですが、日々のなかで、最もイラッと癇に障るキーワードとして思い当たるのが、金銭にまつわる会話。

「絵を見せてもらえませんか、うわっ、これが生の描画のタッチですか、へえー...」と、これくらいの興味本位は別にかまわないのですが、「これって、1枚描けばいくらになるんですか?」と続いて、金銭に換算したり損得勘定で弾いて見ようとする人に遭遇すると、聞き慣れた台詞ではあっても、またかと呆れて閉口してしまいます。

関西地方では特に、物の値段やお金の動きについて、まるで挨拶代わりの枕詞として飛び交っているような日常的な風景なので、自分も大人気ない顔色は見せません。

あくまでも他愛のないシチュエーションだということまでは承知して、「そういう話はいやらしくなるので...」とやんわりごまかそうと目を逸らします。

それでも前のめりの好奇心を隠さない人の姿に対しては、こちらも品をかなぐり捨てて本性(attitude)を露にしてやろうかと、自分にも嫌な気分になります。

「ぶっちゃけ、年収いくらくらいなの?」
...「いい加減にしろ、おまえは国税局の回し者か? それを知ったところで、てめえの人生の何に関わってくるの?」

さすがにそこまでの険しい嫌味を返したことは、一度あるかないかの記憶ですが(苦笑)、老若男女、他人や血縁を問わず、そういうタイプの人にはあかさまな距離を置くのです。



♪「Township Rebellion」:Rage Against The Machine
http://youtu.be/Fihxa4Q7q1g
















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