生き残っている者の気持ちに過ぎませんが、母の遺骨の一欠片を、母が生まれ育った故郷の海に散骨しようと考えていました。
出来るだけ早いうちに、再び大分県に向かおうとタイミングを見計りながら、スケジュールの調整もままならず、1年が経ちました。
桜も散り、緑の風も匂い立つ四月半ばの快晴の日。夕暮れまで過ごした海辺を流れる時間は爽やかで、打ち寄せる潮騒の音色に気持ちも洗われます。
翌日、再び踏みしめた夜明け間近の海は風もなく、穏やかなパステルカラーに凪いでいました。片や、水平線の果てに昇る春の日の出の勢いは力強く、その瞬く間に目に映ったパノラマの静謐な眩さは、生涯忘れられない体験になりました。
やや薄曇のかかった空模様の効果でしょう、さながら炎をまとった不死鳥(phoenix)が、長い尾を煌めかせながら飛翔しようとする姿に、新たに生まれる命と、そして生き残り続ける命をエナジーに、時代というものの確かな息づかいに触れた気がしました。
一人の人間がこの世を去ることは、一つの時代の終焉を意識せざるを得ない出来事ですが、それでも尚、生き残った人たちの時代は続いて行きますよね。一つの時代のリアリティーは喪失しても、時代はその歩みを止めず、進み続けて行きます。
「2017年4月19日/水曜日」
http://youtu.be/5420JjSDac4
「2017年4月19日/水曜日~20日/木曜日」
http://youtu.be/21rQ0ZI8Nz8
「2017年4月19日/午後:Real Time」
http://youtu.be/NxNICVcWzWk
「2017年4月20日/早朝:Real Time」
http://youtu.be/FthSYuz2i-k
http://youtu.be/sWjZxZcRwJc
「2015年11月6日/金曜日」
http://youtu.be/g5FD-o9tKkQ



