トイ・ストーリー | 犬飼寺日記

トイ・ストーリー


犬飼寺日記


気にはなってたんですがやっと観ました。(以下ネタバレは無し)

ディズニー・ピクサーのトイストーリーシリーズも3作目。


いつも遊んでいるおもちゃ達は実は生きている…という設定から始まった作品。



主人公のカウボーイのウッディはアンディという男の子の一番のお気に入り。


1作目では新しいおもちゃに主役を奪われそうになるところからのドラマ。

2作目ではコレクションとして博物館へ行く友達のおもちゃ。おもちゃとしての存在意義とは…


そして今作。


必ず訪れる別れ。

アンディが大学に進学することになった時のおもちゃ達の選択は…?



今までは存分に愛されて、必要とされてきた彼らが

もう意味の無いものとなってしまった。

それでも、「子供たちのために役立ちたい」「働く場所がほしい」と道を探していく。

これは人生の命題ともいえることだと思います。




寺にも、おもちゃがどこからか、やってきます。

護摩堂の縁側に、置かれていきます。


それを見るたびに、さみしい気持ちになるんです。


ちゃんと、そのおもちゃにお礼を言ったのだろうか?

どんな気持ちで置いていったのか?




「もう自分には必要のないものだから。だから手放すんだ」

それも仕方の無い事。




置いてゆかれたおもちゃは、供養してお性根を抜いて、ごみになってしまいます。

お家でそのままごみ袋に入れるよりは幾分はましでしょう。



でも、そこの気持ちの持ち方は気をつけてほしいのです。


これはお守りでも同じ。

一年間守ってもらった、このお守り。もういらないや、バイバイ!

ではなくって、それに対して筋の通ったお別れの仕方があるはず。




私たちも生きている限りは年をとり、

若かった頃のように、誰からも必要とされるわけではなくなり

出来る役目はだんだんと少なくなります。



その時、どんなお別れがしたいですか…?







話が重くなりましたが!

21日の世話人会お疲れさまでした!

28日、ゴマ。

午後に希望者は岩阪師の煎茶のお手前をいただけるそうです。

20名くらいを予定しています。どうぞ~