こんにちは。
あもんです。
ココのところ猛暑が続いております。
あ~、暑い。
こんな暑い夜は、ちょっと冷えるような寒くなるお話を致しましょう。
199?年 夏
私はパキスタンのフンザにいました。
そこではハイダーおじさんが経営している宿”ハイダー・イン”に泊まっていました。
その宿には今まで泊まった旅行者が書き残した情報ノートがあります。
旅行者の中には情報ノート見たさに宿泊する人も居るほど、それは有り難いノートなのです。
情報ノートにはお薦めのレストラン・両替屋・見所などが書かれたり、その逆も書かれたりしてあります。
また、自分たちが経験したおもしろエピソードなども書かれております。
そのエピソードの中で、十数年経っても忘れられない非常に怖い体験をした人のお話を書きたいと思います。

あやふやな記憶を頼りに書くので、その点ご理解してくださいませ。
↓↓↓
ある青年パッカー(以後A君)が、パキスタンの北部、パスーに行きました。
パスーには有名な氷河があります。
ここを訪れた旅行者の目的は、この、氷河を見に行くことです。
パスー氷河。
荒涼とした大地に万年雪が圧縮されてできた氷河は、人を容易に近寄らせない。
そんな場所にお金を節約したいA君は、ガイドを付けずに一人で氷河へと行きました。
氷河は遠くから見ると氷の尖った山々に見え、非常に綺麗です。
そこへ間近に見に行くのですから、その迫力や美しさは筆舌しがたいものがあります。
A君はあまりの美しさに見とれ、1歩、また1歩と氷河へ踏み込んで行きました。
なんて美しいのだろう。
A君は氷河を独り占めしていることに興奮しました。
しばらく歩くと・・・
ツルっ
あああああ~~~~~~・・・・・・
どん!
「いててててっ」
なんとクレパス(氷河の割れ目)に落ちてしまいました。
上を見上げると冷たい氷壁の隙間から、青空がぽっかりと見えます。

どう頑張っても自力では這い上がることはできません。
試しに
「助けて~!助けて~!」
と叫んでみるが、風がむなしくその声をかき消すだけ・・・
こんな辺ぴなところへはダレも来ません。
終わった。
オレの人生終わった・・・・・・
A君はちょっとのお金を節約してガイドを付けなかったことに後悔しました。
あ~、このままひっそりとオレの人生は誰にも見つけられず終わってしまうのか・・・・
悲しくて悲しくて涙が出てきました。
しばらくすると氷壁に覆われているため、体がガタガタ震えてきました。
あかん。
オレは餓死するよりも先に、このまま凍死してしまう。
オヤジ・オフクロ、ごめん・・・
どれくらい時間がたったのでしょう???
それは数分なのかもしれませんが、A君にとっては長い長い時間が経ったような感じでした。
そんな時・・・
ペタッ
ペタッ
ペタッ
ペタッ
ペタッ
なんだか遠くの方で人の足音がするような気がします
幻聴か
???
ペタッ
ペタッ
ペタッ
ペタッ
ペタッ
いや!、確かに足音が聞こえる
オレ、助かるかも!!!
「ヘルプ・ミーーー!!!助けて~!!!ヘルプ・ミーーー!!!」
何度も何度もあらんばかりの大声で叫び続けました。
すると・・・
ペタッ
ペタッ
ペタッ
・・・・・・
シーン・・・
急に足音が無くなりました。
!!!
あかん。
終わっても~た・・・・
やっと助かると思った矢先・・・
A君は悲しくて、悲しくて大声を張り上げて泣き叫びました


そこへ・・・
「アッサラームアレイクム!」
(パキスタン(イスラム教)の挨拶)
A君は突然降ってきた声にくしゃくしゃの顔で天を仰ぎました。
子どもがクレパスの裂け目からひょっこり顔を覗かせていました。
子供???
A君はワラをもつかむ思いで子供に「助けて~」と、お願いしました。
すると子供は、分かったよ☆みたいな相づちをしてしてその場を去りました。
A君は助かるかも???という希望で胸がどきどきしました。
しばらくすると、子供の親とおぼしきおじさんがクレパスから顔を覗かせました。
たすかった~~~
安堵。
おじさんは、手を出しました。

しかし、その手を自分に差し伸べてくれません。
???
次におじさんはお金をA君に見せました。


・・・・・・



おじさんは”そうだよ”ってな感じにニコニコしています。
そう、おじさんは救助代を要求していたのです。
おじさんは
をみせています。
もしや5ルピー(10円)じゃあるまいしな~???
するとおじさんが
の後に、人差し指と親指の指先をくっつけて、OK(0)の形を作り、それを3回ふった。
5000ルピーだ!!
5千ルピーと言えば、ハイダー爺のドミトリーに軽く100泊分くらい泊まれるではないですか!!!
A君は首を横に振りました。
するとおじさんは、そうか・・・
と、悲しそうにその場を立ち去ろうとしました。
A君は慌ててそれを制し、まてまて、1000ルピーでどうだ???
と、身振りで説明しました。
おじさんがまた、悲しそうに首を振って去ろうとしました。
A君は慌ててそれを制し、まてまて、1500ルピーでどうだ???
オレはお金をもっていないんだよ~
と、身振りで説明しました。(本当は腹巻に全財産持っていたそうですが。)
おじさんは仕方なさそうに、今度は3本指を立てました。
そして、お金が欲しいおじさんと、命を助けて欲しいA君の交渉結果は、
2000ルピー(約4千円?)で決着がつきました。
結局ガイド代より高い出費となりました。
オレの命2000ルピー(約4千円)か~
教訓:危ないところへは、ガイドをつけて行きましょう
追記
もう、十数年前の記憶ゆえ、詳細をお知りの方は間違っていたら堪忍え。
写真がメインのブログもよろしくです→旅、ときどき日常 

あもんです。
ココのところ猛暑が続いております。
あ~、暑い。
こんな暑い夜は、ちょっと冷えるような寒くなるお話を致しましょう。
199?年 夏
私はパキスタンのフンザにいました。
そこではハイダーおじさんが経営している宿”ハイダー・イン”に泊まっていました。
その宿には今まで泊まった旅行者が書き残した情報ノートがあります。
旅行者の中には情報ノート見たさに宿泊する人も居るほど、それは有り難いノートなのです。
情報ノートにはお薦めのレストラン・両替屋・見所などが書かれたり、その逆も書かれたりしてあります。
また、自分たちが経験したおもしろエピソードなども書かれております。
そのエピソードの中で、十数年経っても忘れられない非常に怖い体験をした人のお話を書きたいと思います。

あやふやな記憶を頼りに書くので、その点ご理解してくださいませ。
↓↓↓
ある青年パッカー(以後A君)が、パキスタンの北部、パスーに行きました。
パスーには有名な氷河があります。
ここを訪れた旅行者の目的は、この、氷河を見に行くことです。
パスー氷河。
荒涼とした大地に万年雪が圧縮されてできた氷河は、人を容易に近寄らせない。
そんな場所にお金を節約したいA君は、ガイドを付けずに一人で氷河へと行きました。
氷河は遠くから見ると氷の尖った山々に見え、非常に綺麗です。
そこへ間近に見に行くのですから、その迫力や美しさは筆舌しがたいものがあります。
A君はあまりの美しさに見とれ、1歩、また1歩と氷河へ踏み込んで行きました。
なんて美しいのだろう。
A君は氷河を独り占めしていることに興奮しました。
しばらく歩くと・・・
ツルっ

あああああ~~~~~~・・・・・・
どん!
「いててててっ」

なんとクレパス(氷河の割れ目)に落ちてしまいました。
上を見上げると冷たい氷壁の隙間から、青空がぽっかりと見えます。

どう頑張っても自力では這い上がることはできません。
試しに
「助けて~!助けて~!」
と叫んでみるが、風がむなしくその声をかき消すだけ・・・
こんな辺ぴなところへはダレも来ません。
終わった。
オレの人生終わった・・・・・・
A君はちょっとのお金を節約してガイドを付けなかったことに後悔しました。
あ~、このままひっそりとオレの人生は誰にも見つけられず終わってしまうのか・・・・
悲しくて悲しくて涙が出てきました。
しばらくすると氷壁に覆われているため、体がガタガタ震えてきました。
あかん。
オレは餓死するよりも先に、このまま凍死してしまう。
オヤジ・オフクロ、ごめん・・・
どれくらい時間がたったのでしょう???
それは数分なのかもしれませんが、A君にとっては長い長い時間が経ったような感じでした。
そんな時・・・
ペタッ
ペタッ
ペタッ
ペタッ
ペタッ
なんだか遠くの方で人の足音がするような気がします

幻聴か
???ペタッ
ペタッ
ペタッ
ペタッ
ペタッ
いや!、確かに足音が聞こえる

オレ、助かるかも!!!
「ヘルプ・ミーーー!!!助けて~!!!ヘルプ・ミーーー!!!」
何度も何度もあらんばかりの大声で叫び続けました。
すると・・・
ペタッ
ペタッ
ペタッ
・・・・・・シーン・・・
急に足音が無くなりました。
!!!
あかん。
終わっても~た・・・・
やっと助かると思った矢先・・・
A君は悲しくて、悲しくて大声を張り上げて泣き叫びました



そこへ・・・
「アッサラームアレイクム!」
(パキスタン(イスラム教)の挨拶)A君は突然降ってきた声にくしゃくしゃの顔で天を仰ぎました。
子どもがクレパスの裂け目からひょっこり顔を覗かせていました。
子供???
A君はワラをもつかむ思いで子供に「助けて~」と、お願いしました。
すると子供は、分かったよ☆みたいな相づちをしてしてその場を去りました。
A君は助かるかも???という希望で胸がどきどきしました。

しばらくすると、子供の親とおぼしきおじさんがクレパスから顔を覗かせました。
たすかった~~~

安堵。
おじさんは、手を出しました。

しかし、その手を自分に差し伸べてくれません。
???
次におじさんはお金をA君に見せました。


・・・・・・



おじさんは”そうだよ”ってな感じにニコニコしています。
そう、おじさんは救助代を要求していたのです。
おじさんは
をみせています。もしや5ルピー(10円)じゃあるまいしな~???
するとおじさんが
の後に、人差し指と親指の指先をくっつけて、OK(0)の形を作り、それを3回ふった。5000ルピーだ!!
5千ルピーと言えば、ハイダー爺のドミトリーに軽く100泊分くらい泊まれるではないですか!!!
A君は首を横に振りました。
するとおじさんは、そうか・・・
と、悲しそうにその場を立ち去ろうとしました。
A君は慌ててそれを制し、まてまて、1000ルピーでどうだ???
と、身振りで説明しました。
おじさんがまた、悲しそうに首を振って去ろうとしました。
A君は慌ててそれを制し、まてまて、1500ルピーでどうだ???
オレはお金をもっていないんだよ~
と、身振りで説明しました。(本当は腹巻に全財産持っていたそうですが。)
おじさんは仕方なさそうに、今度は3本指を立てました。
そして、お金が欲しいおじさんと、命を助けて欲しいA君の交渉結果は、
2000ルピー(約4千円?)で決着がつきました。
結局ガイド代より高い出費となりました。
オレの命2000ルピー(約4千円)か~
教訓:危ないところへは、ガイドをつけて行きましょう

追記
もう、十数年前の記憶ゆえ、詳細をお知りの方は間違っていたら堪忍え。
写真がメインのブログもよろしくです→旅、ときどき日常 
