岡山県笠岡市を歩く6~【笠岡伏越遊郭跡】を歩いて観よう!~の巻 | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

放浪日:2018年10月8日

 

笠岡を歩けば福が来るという噂を聞いて歩いています

商店街の七福神シリーズはまだまだ続きます

お次は“大黒天”さんです!


福を超えて裕福になるそうですよ!

これは、福が来そうな紅白の昭和ビルです!

【シントキ堂】と大きな看板が掲げられています

仏具や宝飾品関係の福が来るお店でしょうか?

お食事処でありました

この様に“はっきりとした派手”は昭和デザインの特徴でもあります

この色にパトランプが回れば、まぶしい程の昭和でしょう!

創業昭和7年の大先輩でした!

昭和7年と言えば、5.51事件があった年

戦争も戦後も、その後の好景気、不景気も全て経験している偉人店です!

その長い店生の中で、これらのラインナップが生き残ったのは嬉しいことです

近くにあった【みゆき】さんは余生を楽しんでいらっしゃる!

【シントキ堂】さんの対象効果であった【みゆき】さんとは

共に戦った戦友の様な信頼関係があったのだと予想します

このパン屋さんはマイペースであったと予想しますw

見上げればこれまた昭和遺産でした!!

【シントキ堂】さんと一緒に頑張って欲しいです

さて、恵美須さんの通りを引き返します

実はもう一か所、確かめたい所があります

やはりかつてあったアーケードが観たかったです

というのは、旅人の勝手なエゴなんですけどね

森永チョコレートの上はアーケードが覆っていたと予想します

立派な鳥居が現れました

鳥居の奥は方角的に【備中笠岡城跡】だと思われます

これは、珍しい光景です!

参道の上には高架道路、参道の下にはJRの線路の配置

歴史から線路と道路が後から来たシリーズでしょう

頭はぶつけることはありませんが、ここまで低いのは貴重です

ここに橋を架けたということは、線路が参道上に敷かれたという事でしょう

参道下には高圧電線が近い!

保護をしているので大丈夫です

しかし、昔は思い切った都市計画をしたものです

神社までは長い階段が続いていました

結果、階段が短くなったので、参拝者は良かったのかもしれませんねw

さて、あもんが確かめたかったのは鳥居から少し歩いた所です

ここにも立派な昭和の痕跡があるからです

この界隈は【笠岡伏越遊郭跡】だそうです

大きな空き地がありましたが、そこには昭和遺産な医院があったそうです

残念ながら、火災で痕跡は無くなっていました

こちらも小さな建物跡でしょう

宅内に井戸らしき痕跡があるのでお金持ちだったのかもしれません

浮世と仏道は縁深いモノ

小さな稲荷神社がポツンとあれば、関係性があるのだと思います

井戸は古来、人の命を繫ぐかけがえのない場所です

神が宿る場所として珍重されてきました

今や不要となってしまった井戸を残しているという事は

あの時の命を残しているという事

この土地に深く感情を鎮魂されている人が多いと言う事です

ん?まだ現役なのかもしれませんね!

であれば、鎮魂されている命もまだ生きています

かつてが遊郭だった建物を使い続けるという事は

様々な感情が行き混じった結果です

【笠岡伏越遊郭跡】には貸座敷が16軒、遊女は63人であったと言われています

この界隈に関わる人々の感情はその倍以上だと思います

建物は、そこにどんな深い歴史や感情があったとしても

“人がそこに居続ける”ことが幸せと感じます

建物が悲鳴を上げ始めても

できる限りの敬意を払うことが人間の責任だと思います

そこに居続けてあげることが

建物にとって、幸せな事でありますから

建物が幸せだったら

いつまでも元気に生き続けますから

人と建物は互いに助け合い

互いに命を繫いでいかなければいけないものです

【ブティックマルバン】さんはグッジョブですw

それを上手に有効利用していますね

 

という事で、続きます