愛媛県大洲市を歩く11~道路可動橋である【長浜大橋】をじっくりと観てみよう!~の巻 | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

放浪日:2018年3月18日

 

坂本龍馬脱藩の痕跡があった大洲市長浜という地区を歩いています

長浜は藩政時代より河川舟運と海運とを結ぶ拠点として発展した港町でした

日本三大木材集積地となり、西日本の木材価格水準を決めていたと言われています

昭和初期には台湾、満州への輸出が主になり賑わっていた長浜です

戦後復興で木材需要が高まり好況に湧きましたが

安い外国産の流出や大型トラックの普及で長浜の木材業は衰退してしまいました

坂本龍馬と大洲藩は深い関係だったのですね

そういえば、追突事故を起こした“いろは丸”は大洲藩から借りていたモノだった

劇画タッチで描かれています

龍馬は何個の顔を持つ男なのでしょうか?w

いろは丸風ベンチですw

ちょっと可愛くてほっこりしますねw

こう見たら船に観えるw

今にも動きそうではありませんがw

【長浜大橋】は現役唯一の道路可動橋が売りです

昭和10年から可動を続けている立派な橋です

18mの橋が天に向かって稼働しています

まさに壁が出来た状態


戦争遺構もありましたか!

真っ赤なので狙いやすかったのでしょう

見事に逆光でした

なかなか素敵な光景です

よく分かりませんが、昭和10年っぽいですw

欄干に燈る照明がグッジョブなのでしょう

どこか浪漫を感じる面影


赤い鉄橋とコントラストがまた良き


見事なトラス構造ですね

三角形の頂点部分はピン接合で、動くような構造なのですよ

見事なシンメトリー

なぜ?車幅がキュッと狭くなっているのでしょう?

でも、そこがクビレの様にセクシーポイントとなっていますw

可動部分が門の様にそびえています

この門は可動設備のひとつみたいです


可動部がはっきりと分かる構造です

橋の高さを全体的に高くすれば可動橋は必要ないのですが

様々な政治的意見が飛び交い、この【長浜大橋】が生まれたのでしょう

今となっていは国指定重要文化財となっていますから

この可動橋建造を推し進めた方は偉人ですよね

橋上の門はカウンターウエィトであり、重さが約82t

ウェイトを倒して54tの橋を持ち上げるという単純な構造です

単純な構造と言っても、それを造って動かすのが凄いコト

そして、それを動かし続けているということがもっと凄いコト

日本の国力を世界に示すため

日本人の情熱と浪漫を伝え続ける為に【長浜大橋】は永く愛されているのでしょう

またいつかの第3土曜に、可動している雄姿を観てみたいと思っています

そしてここで発生する【肱川あらし】も凄い!

雲海スポットは全国に多々ありますが

雲海が川のように流れ出す姿は珍しいです

朝方にゴォーゴォーとうなりを上げて町を飲み込んで行くみたいです

現代ではそのメカニズムは分かっていますが

昔は“神の怒り”と恐れられたかも知れませんよね

これまた、大洲市を旅したい欲が生まれましたね

今回十二分に大洲市を楽しんだはずですが、旅去る時にはいつも欲を観つけます

その欲こそが旅の一番のお土産なのかもしれませんよね

えっつ!

ちびっ子を散歩させてる?w

いや、もしかして、脱藩しようとしているのか?w

 

ということで、続きます