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君へと届け 元気玉

この記事は2011年3月12日にブログアップした記事です








『とどけ元気玉』

元気のない あなたよ
目を閉じ
空を仰げ
両手を掲げ
深呼吸
そして 想えよ
いま 思い浮かべたひとを


元気いっぱいの 君よ
頂に立ち
遥かを望み
両足で踏ん張り
大きく息を吸え
そして 叫べ
いま 思い浮かべたひとへ

君からあなたへ
とどく 元気玉


あなたと君は
出会ったことのない
おそらく出会うことのない
ひと と ひと
だけど 想いが
熱くて 清いからこそ
とどく 元気玉


顔が見えなくてもいい
声が聞こえなくてもいい
いとおしみ
尊び
敬う ことが
ひと から ひと へ
とどく 元気玉


誰だって 落ち込むんだ
誰だって 励ますことができるんだ

僕からもとどけるよ
僕の元気玉



『こっち向いて こっちおいで』

降水確率80%以上の日には
部屋の片隅で一人で居ては ダメだ
泣きたい時は 泣けばいい
ただ 僕の胸で泣け
こっち向いて こっちおいで


世間のベクトルに漂流してしまったら
必死に犬掻きをする必要は 無い
流される時は 流されればいい
ただ 僕の胸に帰ってこい
こっち向いて こっちおいで


日本現代社会戦争に巻き込まれたら
責任という鎧で戦う必要は 無い
脱ぎたい時は 脱げばいい
そして 僕の胸で眠れ
こっち向いて こっちおいで


寂しさ鈍行列車に乗ってしまったら
終着駅まで行っては ダメだ
戻りたい処に 戻ればいい
そして 僕の胸で叫べ
こっち向いて こっちおいで



『たくましくなるために』

いったい誰が罪人なのだろう
いったい誰が怒ってしまったのだろう
いったい何がいけなかったのだろう


あの時 僕は
人生で初めて身近に感じた大惨事に
何もしてあげることができなかった
何ができるかも分からなかったから
ただ 傍観者を演じていた
もしかしたら
あの時一瞬目が合っていた人が犠牲になったのかもしれない
なんて考えてこんでみても
顔が浮かばない自分の能天気に恥じる
もしかしたら
この家で起きていたかもしれない
なんて考えてこんでみても
答えのない問題を解こうとしない自分はバカだった


だけど被災者は強かった
人間はたくましかった
あの暗闇を忘れないために
あえて新しい光を影を
あの涙を忘れないために
あえて新しい笑みを絆を


この新しい光に出会った僕は
あの時流れなかった涙を
やっと流した
あの時考えもしなかった絆を
やっと知った
忘れないために
続けないといけない
たくましくなるために
忘れてはいけない



『なみだ』

冬に咲く花があると云う
人の涙が咲かせた花とも言う


想い募らせた涙は純潔だと云う
汚れなき涙は結晶になるとも言う

人と人で結ばれた結晶は空へ舞うと云う
あなたの傍へ結晶を届けるとも言う


届けられた想いは純白な花を咲かせると云う
伝わったあなたも また涙するとも言う

冬に咲く花があると云う
それは人が人を敬う証しだとも言う

人の涙が咲かせた花とも言う
それは人が人を慈しむ証しだと云う



『はんぶんこ』

この美味しいパンを君に半分あげよう
君の残したごはんを僕に半分与えておくれ


君が泣いていたら僕が半分慰めてあげよう
君の愛おしい笑顔を僕に半分与えておくれ

君が一歩つまずいたら僕のおんぶで半分歩こう
君の尊い幸せを僕に半分与えておくれ


君と僕とで はんぶんこ
哀しみ いつも はんぶんこ

愛と平和は はんぶんこ
幸せ いつも はんぶんこ



『うんめい』

運命は待つものではないということ
運命の開拓者は自分であるということ

今日の自分が明日を創るということ
無意識な一歩が運命を創るということ


偶然は必然の積み重ねだということ
過去の積み木で運命を築くということ

運命と手をつなぎ生きるということ
明日の自分が楽しみであるということ



『がんば』

願いがあるのは幸せ人で
がんばっているからこそ
笑うセールスマンはこの街にはいない


願いを伝えるのは喜び人で
がんばっているいまこそ
スネ夫になるのは時々でいい


願いを築きあげるのが強き人で
がんばっていたからこそ
パーマンになれるのはあなただ


がんばって
がんばって

がんばって
鉄人を超えろ



『かなしみ』

同情する悲しみから
雨が嵐になるもので

悲しみの感染病とは
自分美化のお化粧で


貴女が泣いていたら
僕は貴女を笑わせる

一緒に君と泣くより
僕と一緒に笑いたい

同情で勇気を殺すな
雨は元気で晴になる







“無事ですか?”と聞かれても
こんな大惨事に無事であるはずはない
誰も予知することのできなかった未来を
命に変えて受け止めてくださった方々に
残された者として心から感謝をする
本当の悲しみには同情は要らない
これから必要なモノは明日を生き抜く力である
そして、明日笑える力である


残された者よ
今ある“元気”を捧げ!
古から続く島国日本の宝物は
人から人へと伝わる元気玉である


残された者よ
両手を広げ“元気玉”を捧げよ!
予知できぬ未来を変えられるのは
島国日本人の“相思相愛魂”である