風の谷のあもん | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

風の谷のあもん
2009年9月6日


人間はやり直す能力を持っている

過去があるから今があり
過去の自分はまぎれもなく自分である
例え、その過去が過ちだとしても
過ちももちろん自分の過去である


ここは“惑星あもん”ウッディ・ヘブン地区 ポイント3
戦に敗れた木々が暮らす処である


惑星あもんでも森と人間の戦いは続いていた
破壊を繰り返す人間に森は必至に共存を求めたが
武器を持たない木々たちは
人間の破壊に耐えるしかなかったのだ
焼かれていく仲間の木々を見守るしかなかったのだ
そして木々は逃げた
人間から逃げて行った
ウッディ・ヘブンに逃れた木々たちは
ここで癒えることの無い傷を背負って生きている

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体が腐らぬように鉄の包帯を巻き
ウイルスが散乱しないように鉄の帽子を被った
それでも寄ってきてくれる仲間達には
死んだふりをして息を潜めた
もうこの木には蘇生の能力は残っていない
ただただ
生き甲斐を無くしながら生きているのである

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敗北木の下に立ったあもんは
人間の愚かさを真摯に受け止め
許されない過去を背負った
あもんは過去の過ちを許してもらえるとは思わない
ならば、あもんの元気玉を木に捧げ
未来の約束をすることに決めた

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あもんは詩を詠んだ
あもん詩集~スナフキンにあこがれて~より

 

『ねじれ』

 

捻じれちまった人生なら

いっそこのまま重ねればいい

 

大きなゲンコツくらったのなら

勲章になるまで育めばいい

 

穴の開いたプライドには

蓋で隠さず見せびらかせばいい

 

今から全て

まっすぐに

 

天へ向かって

まっすぐに

 

捻じれた過去は

今から君の宝物


詩を詠んだあもんは思った
『そうだ 地球はまだ間に合う!』


あもんはすぐさま地球に戻った

この島が室町時代である時
製鉄集団と森に棲む獣神たちとの壮絶な戦いがあったという
生命を司るシシ神は不老不死を求める人間どもに首を与えた
その変わりに森を消滅させた


人間は過ちに気付いた
人間は過ちを認めた
そして人間は
人間の手でシシ神の首を返した


シシ神は人間を許した

許した末にシシ神は
太古の森ではなく
人間の住みよい里山を人間に与えた
シシ神は人間と調和することを選んだのだ


地球に戻ったあもんは
地球に一本の木を植えることにした
『地球は まだ 間に合う』


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これからでもいい
地球よ、手をつないで生きようよ
地球よ、共に調和して生きようよ


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あもんは詩を詠んだ
あもん詩集~スナフキンにあこがれて~より

 

『ちょうわ』

 

地球 対 人間は

破壊と災害を繰り返す戦争で

 

人間がちょっと遠慮して

自然がちょっと許してくれて

 

消してはいけない

ボーダーライン

 

調和が産む奇跡を

この島は知っている


この島にはある予言書があるという
綴られているのは30世紀の地球
腐海の浸食が人間にジワリジワリと襲ってくるという予言である
「その者 青き衣をまといて 金色の野に降り立つべし」
「失われし大地との絆を結び ついに人々を 青き清浄の地に導かん」
風の谷のナウシカのひとりぼっちの戦いである


あもん達、現代人はこの予言を的中させていはいけない
ナウシカをひとりぼっちで戦わせてはいけない
まだ、王蟲は怒っていないのである
まだ、シシ神は許しているのである


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『地球は いまからでも まだ 間に合う』

 

 







出演
あもん
朗読
あもん
演出
あもん
撮影
あもん

脚本
あもん
編集
あもん
監督
あもん
制作
あもんがいっぱい制作委員会


スタジオあもん作品


次回予告



賢者パズーに憧れるあもんは

力強い決心を育むために

惑星あもんに立ち尽くす


ここであもんは賢者の証を受け取ることができるのか!

そしてラピュタに辿り着くことができるのだろうか!

あもんが動くこの大作

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『天空の城あもん』
 

あなたは動くあもんを見たことがあるか?