伝えたい言葉つづりましょう
ずっと ずっと いつまでも
あなたがいるから
きみがいるから
そして
『こと‐の‐は』が生まれた
敬う言葉
わたし から あなた へ
『忘れないよ』
こんなに悲しいのなら忘れたほうが楽だと思い
必死に顔を伏せていたのだけれど
涙が余計に落ちるだけだから
夜空を見上げてお気に入りの星を見つけようと決めた
大好きだったあの星はもうあの向こうにあって
いつまでも誰かの一番星になってほしいと願い
あの時一番輝いていた星を敬い続ける
遠くに見続けることによって
決して流れていくことはない
遠くに敬い続けることによって
新しい一番星を見つけられるようになって
笑顔で朝日を望むようになった
だから ずっと
こう言える
『忘れないよ』
ぼく から きみ へ
『お幸せに』
幸せでいろよなんて大げさすぎるから
せめて楽しんで笑っていろよと思っていたら
本当の幸せをつかんでいたみたいだ
もう悔しさなんか忘れていて
暖かく包んでくれているその人に感謝する
僕が与えられなかった暖かさを与えてくれて
永遠に心地好く眠らせてあげてくださいと強く願う
大きな空に漂っている小さな雲は
やがて隣の雲と重なり合って
たくましい雲に育っていく
大きな雲はやがて小さな雲を産み出し
ぼくを魅了する雲海となっていく
だから ずっと
こう言える
『お幸せに』
あもん詩集~こと-の-は~ 終わり
☆
みなさん こんにちは あもんです
あもん詩集~こと‐の‐は~ いかがだったでしょうか?
この詩集はこの詩で一区切りとなります
人と人が毎日交わしている『こと‐の‐は』
それが何気ない言葉でも相手に響く時があります
その こと‐の‐は のエッセンスを探すことによって
人は“大切にされている”と気付きます
何気ない一言を噛みしめ、味わうことができるのも
人間の特権の一つだと思っております
この詩集はもう何年も前に綴った詩であります
この時は正直、誰かに伝えたいという意志はありませんでした
しかし今回、多くの人々に届いたことによって
この、こと‐の‐は は活字となりました
詩は読み手によって命を授かります
そしてみなさんへ注意事項です
この詩集に綴られている こと‐の‐は は
全てあもんの こと-の-は ではありません
8割程度はあもんの空想であります
あもんは決して恋愛の達人ではありません
どちらかと言うと敗戦投手であります
2割のあもんの実体験は
みなさんで御想像してくださいね